#02 『時間の活用を見直す』
6/2(水) Thinking Design Lab(TDL)の第2回の定例会を開催しました。
TDLの定例会とは?
①事前にテーマや問い(※「思考」に関わることや「思考」を通じて見える化できること)を設定する
②「思考設計」(Thinking Design)のポイントである『対話』(Dialogue)と 『整理』(Organize)をしながらその場で『言語化』(Output)する
③その時間で言語化したアウトプットをnoteで発信・共有する
→この3つのプロセスは、「見えないものを見えるようにする」というLabのコンセプトに基づいた「思考実験」をする場であり、発信・共有することを通じて、ニーズやリアクションがあるものはプロジェクト化やプログラム化する。
今回のテーマは、「習慣/時間術」についてです。先週同様に、メンバーの穂積さんと一緒に、まず「テーマの背景」や「どのような要素があるか」を対話を通じて「発散」と「収縮」を行いました。
※余談ですが、上記の対話と整理をしていく間のプロセスを分解すると、この「発散」と「収縮」になります。発散は、ブレストやアイデア出しみたいなもので、閃いたことや関連することを出していくこと。一方で収縮は、発散したものを共通するものや異質なもので整理して抽象化していくことです。
対話をして、「発散」と「収縮」する過程で見えてきたものが、
●日々、時間を意識した行動ができていないのでは?
●特に、何にどのくらいの時間を使っているかがわからない?
●時間はお金と同じ考え方や捉え方ができるのではないか?
ということでした。対話(発散と収縮)をすることで、新たな『問い』が生まれてきました。その上で、この問いを解くこと=「行動するきっかけを見つける」や「抱えている課題を解消する」ために、
①ファクト(事実)の洗い出し=現状
②目指すゴール(目標)の設定=理想
③現状と理想の間のギャップの可視化=課題
を整理していくワークを行いました。ワークのアウトプットの一部がこちらです。
→どんなことに時間を使っているかのカテゴリーを区分し、カテゴリー別にどのくらいの時間を使っているのかの割合を、整理しました。
→さらに、このnoteのように「定例会活動→noteアウトプット」のようなつながりやサイクルを整理して、理想と課題を整理するワークを行いました。
「現状」「理想」「課題」の3つを洗い出し・整理していくことで、自分の時間の活用が見える化され、時間に対する意識や何にどのように時間を使うべきかを明確にすることができました。
定例会後、穂積さんからいただいたコメントを箇条書きで整理すると、
Today's Findings
・対話して整理していく過程でアウトプットが圧倒的に少ないと感じた
・浪費している項目が可視化されて、目標ややりたいこととのギャップが明確になった
・そのギャップを埋めるために、何を減らして何を増やすのかを考える機会になった
・その上で、意思決定(行動)をするために、理想と現状、その間にギャップの洗い出しが必要だと感じた
・仕事におけるPDCAと全く同じことで、仕事ではきちんとスケジュールを立てているけど、自分のライフスタイルのスケジュールは立てれていない
・人生=時間であるとすると、時間ときちんと向き合うことが人生をより良くするにつながるのではないかと感じた
・時間を曖昧にしてしまうと、どこに向かっているかが不明確になる
・現状、理想、課題の3つを明確にするためにはメンター(パーソナルトレーナー)の存在が必要
・そして、最終的に変化(行動)するためにはタスクベースで何をするかまでの宣言が最低限必要
・早速、FPの本を買いに行き、インプットの時間をつくる
・一方で、行動できない自分がいるということは自分の使命感やミッションが腑に落ちていないかも・・
といったコメントをいただきました。時間という視点から、自分の人生や行動を振り返ることで、自身の意義や使命感、何を大切にしたいのか、などの価値観ベースにまで触れることができたのが、今回のワークで感じてもらえたと思いました。
※以下は、課題を整理していく際に活用した5つのコンパスです。ぜひ参考にしてみてください。
1.プラスにするもの(時間を増やすもの)
2.マイナスにするもの(時間を減らすもの)
3.掛け算するもの(上記のサイクルのようなつながり)
4.内容を変えるもの(時間を変えずに内容・中身を変える)
5.現状維持
以上、Thinking Design Labの第2回の定例会レポートでした。
次回のテーマは「お金の活用術」です。お楽しみに。
■プロジェクトメンバー募集中
「見えないものを見えるようにする」というコンセプトをもとに活動する私たちのLabは、このような対話と整理を通じて思考設計する場をもっと多くの人と共有・共創していきたいと思っています。ぜひ興味関心のある方は、一緒に何か取り組みをしたり、イベントやプロジェクトを企画したりしたいので、お気軽にお声かけください。
★第0回(キックオフ)のレポートはこちら
★第1回(「ポートフォリオをつくる」)のレポートはこちら
ちなみに、こちらの#01の発信・共有によって、早速、「自分もポートフォリオ」を作りたいという人がいました。ということで、ポートフォリオづくりはワーク内容をより体系化してプログラム化して提供していきます。こちらもお楽しみに。
※サムネイル写真:Photo by Lukas Blazek on Unsplash