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#48 『子どもの可能性を伸ばす10か条』

"その一番のベースは、子どもは社会からの預かりものであり、社会に役立つ一人の人間として成長するまで親が子どもに寄り添いながら、一緒に育つことがミッションだと思っています。特に大事にしていることは、<<感謝すること>>と<<楽しむこと>>です。"

本日は、医学博士・一般社団法人次世代SMILE協会代表理事である杉山芙沙子さんの「子どもの可能性を伸ばす10か条」についてのお話です。「杉山」という苗字をみて思った方もいるのではないかと思うのですが、杉山さんは元女子プロテニスプレイヤーであり、グランドスラム女子ダブルスで3度の優勝を果たした、杉山愛さんのお母さんです。

杉山さんは子育てやコーチの経験を生かして、「スマイルシップスポーツ」というメソッドを開発し、幼児教育やスポーツの教育の分野において人材育成を行っています。今回のお話は、「子どもの可能性を伸ばすこと」についてです。

1. 互いを尊重し合うことの大切さ
2. 求められていることの大切さ
3. 「気づく」ことの大切さ
4. 「目標を持って続けること」の大切さ
5. 「正しい答え」は一つではないことの大切さ
6. 「絶対評価」であることの大切さ
7. 何でも「楽しく」してしまうことの大切さ
8. 「励ます」ことの大切さ
9. 「ほめる」ことの大切さ
10. 「待つ、そして学び続ける」ことの大切さ

これが杉山さんが定義する「子どもの可能性を伸ばす10か条」です。個人的には、子どもに限らず誰にも通ずる考え方であると思いました。特に、3の「気づくこと」や5の「正しい答えは一つではないこと」の大切さは、思考設計士としての活動において大事にしている考え方です。

私も「人の可能性を見つけること」を活動テーマにおいているので、その人のいろんな経験や体験を思考することで、気づきや選択肢につなげていきたいと思っています。

"こうした日常生活の中で起こる様々な経験・体験を通して10か条を子育てのツールとして一つでも活用しながら、ありのままの自分でいられることが自分を楽にし、楽しい子育ての極意に繋がり、さらにこの優しい気持ちと余裕が、子どもたちの可能性に気づき、引き出し、伸ばしていくことに繋がるのではないかと思います。"

ありのままの自分でいられるというのは、可能性を広げるためにも重要な要素で、自分が自分を信じれていない状態や自分ではなく他人モードで生きている状態では、可能性は見つからないと思います。そのため、自分のあり方や自分の軸を持って楽しく生きることがなにより大切なことだと思います。

一方で、自分一人では何もできません。常に誰かに支えてもらいながら、自分という人間は形成され、成長することができます。そのため、関わる人や今いる環境に感謝することで、自分は誰かのために、社会のために貢献できるのであり、その過程でいろんな人たちとの繋がりや関係性の中で、自分の価値が発揮できるのだと思います!

私も昨年末に、X-FindingsやX -Goalsといった"10"で整理することをしていたので、今回の10か条は非常に内容も整理の仕方も共感性の高いものでした。


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書籍『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』
2021/02/17 『子どもの可能性を伸ばす10か条』
杉山芙沙子 一般社団法人次世代SMILE協会代表理事
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※Photo by Robert Collins on Unsplash