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#217 『鏡の前で毎日言い続けている言葉』

本日は、スポーツキャスターの松岡修造さんの「鏡の前で毎日言い続けている言葉」についてのお話です。スポーツキャスターとしていろんなスポーツ、アスリートと向き合い、伝える仕事をしている熱い松岡さんですが、今回のお話は選手時代の話です。

プロになって3年目の21歳の時、世界ランクがトップ100を切り、世界で飛躍していくタイミングで手術を受けることになりました。試合に戻っても勝つことができない状況のことが語られています。

"根本的に僕は物事の捉え方が消極的なんです。たぶん世間の人は逆だと思っているでしょうけど。だから、『なんでこんなに頑張っているのに、こうなっちゃうんだ・・』と思うことがすごく多かった。それを前向きな捉え方に変えるために、様々なメンタルトレーニングを取り入れたんですが、一番よかったのは中村天風先生の『絶対積極』の思想ですね。"
"先生が一日の始まりに唱える言葉があって、それを自分なりにアレンジし、一日二回声に出して言うようにしたんです。

「独立決断
自分はけが、病気は絶対しません
怒らず、恐れず、悲しまず
正直、親切、愉快に
力と勇気と信念を持って
自己に対する責務を果たし
愛と平和と失わざる今日一日
厳かに生きていくことを誓います」

鏡の前で毎日言い続け、試合に復帰した姿や優勝した姿をリアルにイメージしていったことで、自分の本当の力を生み出せるようになったんです。"


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書籍『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』
2021/08/05『鏡の前で毎日言い続けている言葉』
松岡修造 スポーツキャスター
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※Photo by Taylor Smith on Unsplash