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#71 『積極的プラス思考型人間になれ』

"この世で我慢の時なくして夢を実現した人は一人もいません。夢を追うなら、わが身に降りかかるすべてを積極的プラス思考で受け止め、簡単に諦めないこと。それが人生を開発していく基本ではないかと思います。"

本日は、東北福祉大学特任教授・元古川商業高等学校女子バレーボール部監督の国分秀男さんの「プラス思考」についてのお話です。高校女子バレーボールにおいて日本トップクラスの強豪高校の一つである古川商業高等学校(現・古川学園高等学校)で、長年にわたり監督を務めた国分さんの「積極的プラス思考型人間」とは?

"人は成功した部分だけを見て他人を羨んだりしますが、その陰には何十倍、何百倍もの苦しみがあるものです。長い人生、誰もが苦しい場面に遭遇する時があります。しかし、それをどう受け止めるかが大事です。"

「隣の芝生は青い」と言いますが、自分に軸がないと人は他人の行動や成果を羨んでしまうものです。しかし、その行動や成果に至る過程には、辛いことや悩むことがたくさんあったはずです。そして、その苦しみを前向きに、ポジティブに捉えてきた結果が、目に見える行動や成果だったりするのです。

"これまでたくさんの人を見てきましたが、概ね3つのタイプに分かれると思います。一つは苦しくなると「もうダメだ、無理だ」と思う「絶望諦め型」。二つ目は「嫌だけど、しょうがないからやるか」という「消極的納得型」。そして三つ目は「この苦しみが俺を磨いてくれる。これを乗り越えれば一つ賢くなれる」と考える「積極的プラス思考型」。"


1.苦しくなると「もうダメだ、無理だ」と思う「絶望諦め型」
2.「嫌だけど、しょうがないからやるか」という「消極的納得型」
3.「この苦しみが俺を磨いてくれる。これを乗り越えれば一つ賢くなれる」と考える「積極的プラス思考型」


苦しいことを苦しいと感じてしまうのは皆一緒です。だからこそ、マイナスな意識をポジティブな意識に変える捉え方やが大切です。

"結局、歴史に名を残すような偉人や成功者は、二番目の人間からしか生まれません。1、2、3のどのタイプの人間になるかは考え方一つです。お金がかかるわけじゃない、努力がいるわけではない。時間もかからない。物事の見方をちょっと変えるだけでいい。"

本当にその通りですね。考え方や捉え方は自分次第。「とはいえ自分は・・」「あの人は特別だから・・」と思うのはマイナスな意識です。その主な原因は、他人と自分を比較すること。自分は自分、他人は他人、と割り切って、自分の考え方と向き合えば、柔軟に見方を変えることはできると思います。

"私は辛い時はいつも「俺よりももっと苦しい目に遭って頑張った人がいたじゃないか。あの人ができたんだから、俺だって乗り越えられる」と言い聞かせ、夢に食らいついてきました。"

一方で、自分を奮い立たせる時に、「他の人も乗り越えてきている」「自分だけ壁にぶち当たっているわけではない」と思う余裕や客観性も大切な考え方ですね。自分が前向きな気持ちで行動するために自分と向き合うこと、周りを自分の現在地を冷静に客観視すること、その両方があることで「積極的プラス思考型人間」になれるのではないかと思いました!


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書籍『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』
2021/03/12 『積極的プラス思考型人間になれ』
国分秀男 東北福祉大学特任教授・元古川商業高等学校女子バレーボール部監督
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※Image by Fathromi Ramdlon from Pixabay