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#109 『事業に失敗するこつ12か条』

本日は、玉子屋会長の菅原勇継さんの「事業に失敗するこつ12か条」についてのお話です。菅原さんは、4年間の銀行マン生活を経て、家業の肉屋を手伝い、その後、豚カツ割烹店を開業し、1975年に仕出し弁当の玉子屋を創業して一代で会社・事業を成長させてきました。

その中で、さまざまな成功と失敗を経験してきた中で、失敗のコツが以下のように明文化されました。成功のコツはよく目にしますが、失敗を明文化したケースは珍しいですよね。反面教師や教訓という言葉あるように、成功だけではなく失敗から学ぶこともあるのだと思います。

1. 旧来の方法が一番よいと信じていること
2. 餅は餅屋だとうぬぼれていること
3. ひまがないといって本を読まぬこと
4. どうにかなると考えている
5. 稼ぐに追いつく貧乏なしとむやみやたらと骨を折ること
6. よいものは黙っていても売れると安心していること
7. 高い給料は出せないといって人を安く使うこと
8. 支払いは延ばす方が得だとなるべく支払わぬ工夫をすること
9. 機械は高いといって人を使うこと
10. お客はわがまま過ぎると考えること
11. 商売人は人情は禁物だと考えること
12. そんなことはできないと改善せぬこと
"(自らが経営する玉子屋の)お弁当は好評だといって経営者が安心していたら進歩はありません。だから僕は毎日弁当を食べて味付けや盛り付けを見ているし、回収したお弁当に何が残っていたが、何が人気があったのかを調べる。5万人のお客様の代表は僕だという感覚なんです。"
"僕は会社に必要だと思ったら多少無理をしてでも行動に移すタイプの人間です。その結果、失敗もあったが、そこから得た教訓も大きかった。大事なのは多少のリスクはあっても遊び心で何でもやってみること。ビジネスの原点はそこだと思います。"


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書籍『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』
2021/04/19 『事業に失敗するこつ12か条』
菅原勇継 玉子屋社長
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※Image by congerdesign from Pixabay