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#205 『人生、すべて当たりくじ』

本日は、セブン&アイ・フードシステムズ社長、前イトーヨーカ堂中国総代表の塙昭彦さんの「人生、すべて当たりくじ」についてのお話です。今回のお話のタイトルは本でも出版されています。

塙さんは、1967年にイトーヨーカ堂入社し、1970年にイトーヨーカ堂労働組合結成発起人、中央執行副委員長に就任。1973年にイトーヨーカ堂労働組合執行委員長、現セブン&アイグループ労働組合連合会長はじめ、上部団体役員に就任。1982年にすべての労働組合の役職を退任し、イトーヨーカ堂へ復職し、イトーヨーカ堂首都東ゾーンマネジャー、女子バレーボール部オーナー兼部長兼総監督を務め、バレーボール女子日本リーグ、日本選手権にて優勝します。その間に、オペレーションサポート部総括マネジャー、食品事業部長、衣料事業部長、営業本部長を経て、1996年に専務取締役中国室長として、北京に着任します。

今回はその当時の異動の話にも触れながら、どんな環境でも「当たりくじ」だと思って、物事と向き合う塙さんの姿勢が語られています。

"いま、「生活で何を節約しますか」と聞かれて約7割の方が「外食」と答えるような時代です。このように外食産業が大きな曲がり角にある厳しい時だけに、やはり事業を集約して仕入れ先などを統合し、食という一つのテーマを追求していくべきではないかと。ただ、業績は大変厳しくて、初年度は赤字でした。何とかこれを黒字にしたいと思いまして目下奮闘している最中なんです。"
"大事なのは、どのような厳しい環境でも、そこに踏みとどまって頑張ることだと思いますね。逆境や不遇の時、「嫌だ、嫌だ」と逃げ回ったり自己逃避したり、じっとしてるだけでは何の解決にもなりませんから。そんな時は、自分の心を強くして、闘い、克つ以外にないんです。"
"人事異動でも何でも世間の誰もが「外れくじ」と思う出来事ってありますね。でも、世間や周囲の人がどれあれ、自分だけは「このくじは当たりだ」と思うことが大事なんです。そのように考えたら、何事があろうと「人生すべて当たりくじ」じゃないですか。私は子供の頃から、随分と劣悪な環境の中で生きてきましたから、その時、常に自分に言い聞かせてきたのが、この「人生、すべて当たりくじ」という言葉でした。"


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書籍『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』
2021/07/24『人生、すべて当たりくじ』
塙昭彦 セブン&アイ・フードシステムズ社長、前イトーヨーカ堂中国総代表
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