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目標を決める前に、循環する自分を描く

2021年がスタートして1週間が経ちました。年末年始はゆっくり過ごして、今週から仕事スタートした方が多いのではないでしょうか。一方で、COVID-19による社会や経済への影響は継続しており、制限や負荷のある生活を送らなければいけない状況は続いています。

そのような状況ではありますが、私の2021年はスロースタートで進み始めました。独立して2年目。本来はペースアップしないといけないのですが、まだ仕事という仕事はしていません。正直、色々焦りはあるのですが、焦れば焦るほど自分が自分で無くなるのを理解しているので、良い意味で言い訳しながらマイペースに過ごしています。

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本題に入りますが、昨年末に2020年の振り返りと2021年の方向性を整理しました。

現在、その方向性をより具体化した目標や行動など、やることを整理していたのですが、なかなかうまく整理できない自分がいると気づきました。
※ちなみに、2021年の方向性としては"X-Goals"と名付けて、10のテーマを設定しました。

X-Goals

1. "クロス"(掛け算/越境)を軸にした思考と行動に時間を使う
2. Labの"基礎"や"構造"となるLabのメディアを設計する
3. Labの実験や実行を促進する"仲間"と"武器"をみつける
4. "ノウハウ"(素材)×"ハウツー"(レシピ)のコンテンツを発信する
5. "ナラティブ"と"リーダーシップ"を軸にしたプログラムを提供する
6. 地方コミュニティとの接点をつくり、"対話"と"共創"の場を設計する
7. "自分会議"を定期開催し、思考と妄想のクオリティを上げる
8. BtoB/BtoEのサービスの"アンバサダー"活動で社会に貢献する
9. 万人ではなく、誰か"一人のため"になることを追求する
10. "GAUDiiiプロジェクト"を推進し、新しい概念を確立する


この10のテーマを目標や行動ベースにブレイクダウンしている途中で、目標を決める前に、もっと本質的なことにアプローチする必要があるのではないかと思い、noteに書き始めてみました。

本質的なこととは、「循環する自分」です。もう少しわかりやすい言葉に直すと「習慣」です。ただ、習慣を見直すだと結局、目標や行動ベースになるので、より抽象度の高い表現で、目標が達成できる、目標達成のために行動できる自分、循環する自分とは何か?を定義してみようと思いました。

※こちらのnoteは完全に自身に向けた内容であることを宣言しておきます。
(というより、私のnoteは自身の思考の整理のためが強く、字面をそのまま読んでもわからないため、エッセンスを抽出しながら自分にあてはめて読むことを、強くおすすめいたします。)

X-Circulation

循環する自分とは何か...?「ありたい姿」にも近いのですが、ありたい姿はどちらかというと、「become」(なる)というプロセス(過程)のニュアンスが強いと思います。循環する自分は、「be」(ある)というコンディション(状態)のニュアンスがしっくりきました。

なる、進む、目指すという目標・行動ベースではなく、「ある」という状態ベースを考えることで、循環する自分が見えてくるのではないかと思います。ベクトルは、前者は現在から未来に対して、後者は現在一点に集中している感覚です。

その感覚を"X-Circulation"と題して、10の循環する自分を考えてみました。書いてみて感じましたが、特別なものは一つもなく、私以外の人にもあてはまることではないかと思います。

1. 自身でコントロールできること
2. 自身で判断や選択ができること
3. 持続的な活動ができること
4. 心と体をリフレッシュする時間があること
5. 行動が測定できること
6. アクションに対してリアクションがあること
7. 自分のためになっていること
8. 相手のためになっていること
9. 善悪なくニュートラルな思考ができること
10. ポジティブな気持ちと健康な体であること


こうして並べてみて気づいたことが2つあります。一つは、「ある」という状態は、思考・感情・身体の3つから整理することができること。もう一つは、5つの"able"(可能)という価値観を大切にしているということ。

①Controllable:制御可能であること
②Sustainable:持続可能であること
③Measurable:測定可能であること
④Profitable:有益であること(可能が発見できる結果)
⑤Comfortable:快適であること(可能が発見できる環境)

この5つの"able"が発見できたことが、「目標を決める前に、もっと本質的なことにアプローチする必要があるのでは?」という仮設に対するヒントであり、循環する自分を描くためのヒントなのだと思いました。


Breakdown

X-Circulationを定義したことで、ようやく目標や行動ベースにブレイクダウンしていく準備ができたような気がします。ここまで整理してきて、X-Goalsの1に掲げている"クロス"を使って落としてみようかなと閃きました。ざっくりしてますが、こんな感じのキーワードでこれから目標と行動を具体化していこうと思います。

●Time × Action
Day Week Month Quarter Half Year
観察→収集→思考→制作→実験→実装
●Unlearning × Reverse Engineering
Art ⇔ Design
Science ⇔ Engineering
Innovation  ⇔ Business


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2021年の目標をこれから設定しようとしている人、設定しているがなかなかしっくりこない人、または目標設定してもなかなか行動に移せない人は、

①2020年を振り返りできていない場合は、2020年に発見したことから整理する ▶︎ X-Findings
②2021年の具体的な目標や行動を決める前に、抽象度の高い方向性やテーマから考える ▶︎ X-Goals
③さらに、「やる」「なる」ではなく、「ある」(自分にとって良い状態)を考える ▶︎ X-Circulation

を思考・整理・定義してみて、具体的な目標や行動を立ててみてください。私は上記の3つが言語化できたので、次に進んでみます!

最後の気づきとして、この一連の流れがX-Goalsの

4. "ノウハウ"(素材)×"ハウツー"(レシピ)のコンテンツ
9. 万人ではなく、誰か"一人のため"になることを追求する

につながったら良いなと思いました。さらに、何か出来上がったものや完成されたもの、結果や成果ではなく、私の表現で言うと「実験」、途中経過をこのように整理して発信していくのもいいなと思いました。なぜならば、整理している過程で気づきがあるからです!