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まちづくり(地域づくり)は、地域独自で、地域住民の自治で進めるべき

商業地化されている場所やかつての商業地、工業団地とその周辺、さらには農村や山里、山岳地域など、市民の営みの場は様々な背景を持っています。

そこを1本筋のまちづくり計画で考えようとすることは無理筋な話だと思います。私は地域の盛衰を握るのは地域住民だと考えます。住んでいるからこそわかる特徴や課題、それに目を向け、どうすべきなのか考え行動するのは行政でも政治家でもなく、地域住民なのではないでしょうか。

どんなにトップダウンで進めようと思っても、一握りの人間だけで、地域のまちづくりは成し遂げられません。地域住民の自覚が何より大事だと思います。具体的に言えば、地方では、空き家をどうするのか、農地をどうするのか、働き口をどうするのか、子どもがどんな環境で育つのか、老いをどう迎えるのかなどを考えなければなりません。

そして、その課題や特徴は、地形やインフラ、人口構成、産業構造など地域それぞれの環境が要因となって生まれてきたものなのです。ですから、地域住民が主体となって考えること、行動することが重要ですし、それがなければならないのです。地域独自であるべきですし、地域住民の自治で進めていくべきことでしょう。政治家や行政は、地域の思考や活動の発火点や接着剤、渡し船、金庫番などの後援役としているべきでしょう。

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