【速報】『相馬、町野、西村が2得点ずつを決めて6‐0』~E-1選手権 日本VS香港~

2022 EAFE E-1サッカー選手権
7/19 19:20K.O. @県立カシマサッカースタジアム
日本(6-0)香港
2分 相馬勇紀
20分 町野修斗
22分 西村拓真
40分 西村拓真
55分 相馬勇紀
57分 町野修斗

W杯へ最後にして最大のアピールの場となるE-1選手権の初戦、代表初招集の5選手が先発した。19歳の鈴木艶彩がゴールマウスの前に立ち、藤田譲瑠チマがボランチ、32歳での代表デビューとなる水沼宏太が右WGに入り、西村拓真とリーグ戦で8得点を決めている町野修斗が前線を構成した。

試合はいきなり動く。ゴール前中央でのFK、相馬勇紀が放ったシュートはきれいな弧を描いて高い壁を越えていき、ゴールネットを揺らした。

勢いを持って入った日本の先制パンチを食らった香港だったが、右WGローツチュンのドリブル突破で右サイドからゴールに向かう。7分にDMFウーチュンミンがミドルシュートを放ち、12分には右サイドを突破したローツチュンのクロスのこぼれ球を右SBユエツェナムがシュートを打つも枠を捉えることができない。

日本はビルドアップでのパスのズレを切り替えの早さでカバーすると、水沼が精度の高いクロスを供給してチャンスを演出していく中で、20分にクロスから追加点を決める。山根視来のクロスを町野が頭で流し込んだ。その2分後には藤田の縦パスをゴール前で受けた西村が巧みなターンで相手3選手を交わしてシュートをゴールマウス右スミに決めた。代表デビュー戦で初得点を決めた町野、西村に続くように水沼がシュートチャンスを迎えるも、GKに阻まれる。40分には西村が左足でGKの逆を突くミドルシュートを沈めた。

後半、日本は谷口彰吾に代えて中谷進之介を投入し、香港も2選手を入れ替えてスタート。香港がゴール前にボールを放り込んでゴールへの意欲を出したが、GK鈴木が果敢に飛び出して対応していく。球際の争いを制して相手陣内に押し込むと、両SBも攻め上がる。55分に山根の折り返しを相馬がヒールキックで流し込み、57分には水沼がDFとGKの間に入れたクロスのこぼれ球を町野が詰めた。

65分、10年ぶりの代表復帰となる宮市亮、脇坂泰斗、武藤嘉紀の離脱を受けて召集された岩崎悠斗がピッチに駆け出して行き、74分には大南拓磨が右SBに入った。11選手の初招集の選手のうち7選手が日の丸をつけてピッチに立った。

途中出場の選手がゴールに迫り、86分に大南のロングフィードに抜け出した町野がヒールで落として岩崎が右サイドから切れ込んでシュートを放つも、GKにキャッチされた。右サイドから積極的に仕掛けた岩崎は終了間際にもシュートチャンスがあったが、枠を大きく超えた。

相馬、町野、西村が2得点ずつ決めた日本が6点を決めてE-1選手権の初戦を大量得点での勝利で飾った。

初招集の町野、西村といったJリーグで結果を残している選手がそのまま代表で結果を残したことは良かった。水沼のクロスの質の高さは代表の試合では新鮮で、彼のクロスを生かしたチャンスメイクは非常に見応えがあった。急造チームならではの連係ミスは目についたが、選手個人からしっかりとアピールしようという気概を感じることができた。

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