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ひと手間かけたら、味が出た

今日も一日、ボンヤリとしながら朝散歩に行ったり、図書館に行って本を受け取ったりしてました。そんな生活の中に一つのガジェットを取り入れてみました。それがキヤノンの「inspic」です。

この「inspic」は何かというと、スマホ用モバイルプリンタです。シール状の印刷用紙に写真がプリントできるのです。この「inspic」を導入して、2つの楽しみができました。

1つ目は写真を撮ることが楽しくなったこと。プリントする作業は、手間がかかります。だって、スマホで撮った写真なんて、スマホで見れば良い訳ですから。

その上、プリントするとなると写真を撮る際にも気を使わなければならない。写真を撮る前に構図をしっかり考える必要がでてきます。

気軽に撮れるスマホ写真ですが、この「inspic」で印刷することを考えると「プリントしたら、どうなるかな?」と考える工程が増えます。

しかし、この「ひと手間」があるからこそ、出来上がった写真には味わい深さが増すのです。モバイルプリンタならではの画像の荒さが、高性能なプリンタにはない独特の色合いや質感があり、どちらかと言うと「現像」に近く、デジタルなのにアナログのような味わいがあります。

この「ひと手間」を惜しまずにかけた結果、写真には人間味が溢れている感じがものすごくたまらないのです。

2つ目が手帳を書くのが楽しくなりました。気軽に撮った一枚から考え抜いた構図の一枚まで、それこそ簡単にプリントできるのでペタペタと手帳に貼ることができます。そうなってくると手帳のビジュアル面がグンと上がるようになりました。

わざわざ擬似「現像」を楽しむ訳ですから、撮った写真をペタッと貼り付ける理由を書く必要があります。その貼り付ける理由を考えると、その写真を撮った情景がありありと思い起こされます。

そうなってくると写真のビジュアルの力だけでなく、手帳に書き込むことも深くなっていきます。万年筆で一文字ずつ文字を書くことが、より楽しくなってきました。

私たちの生活は、どんどん便利になり、効率化が進んでいます。しかし、あえて「ひと手間」をかけることで得られる満足感や、人間らしさを感じる瞬間もあります。時間をかけてじっくりと向き合うことで生まれるものには、特別な価値があるのではないでしょうか。

これからも、この「ひと手間」を大切にしながら、日々の生活に味わいを加えていきたいなぁと思っています。忙しい日常の中でも、ほんの少し立ち止まって、手間をかけることの喜びを忘れないようにしたいですね。

ひと手間かけた先にある、豊かで味わい深い世界を、これからも楽しんでいこうと思います。

あっ、あと久しぶりに『論語』の朗読をしました。また明日も朗読できると良いなぁ。


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