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刺激的でパラダイスな世界へ行く近道はこっちだよ!

ようこそ、哲学の世界へ!見事にタイトルに騙された?まぁ、ちょっとすぐに帰らないで話を聞いていってくださいよ。

ここがパラダイスへの近道だよ〜

確かに、哲学はしばしば難解な学問とされ、初めて接する人にとっては取り組みが難しいことがあります。私だって「難しいなぁ〜」と思うことがありますよ、正直なところ。しかし、哲学を楽しむことだってできるのです。

まず手始めに入門書や解説書を読んでみてはどうでしょうか?初めての哲学の学習には、入門書や解説書が役立ちます。これらの本は哲学の概念や主要な哲学者の思想をわかりやすく説明してくれます。基本的な知識を得ることで、より高度な哲学のテキストに挑戦しやすくなりますよ。今なら千葉雅也さんの『現代思想入門』なんて本がお勧めです。


次に哲学の講義やオンラインコースを受講してみる。大学やオンラインプラットフォームでは、初心者向けの哲学の講義やコースが提供されています。これらの講義やコースでは、専門家の指導のもとで哲学の基礎を学ぶことができます。そういう私もオンラインで入門講義を開いています。興味があれば、そういうものに参加しても楽しいですよ。

そして、哲学的な問いに自分自身で取り組んでみると、哲学が身近に感じられるようになりますよ。哲学は個人の内省と自己探求にも深く関わっています。自分自身に哲学的な問いを投げかけ、自己の信念や価値観を探求することで、哲学的思考の実践を深めることができるので、これもまた新しい自分を発見できたりして自分自身が驚くかも。

そして、最後に実例や具体的な応用を探ってみる。哲学なんて机上の理論だよー!と思ってる人。甘い。砂糖より甘い。哲学の概念や思想は実生活にも適用できます。倫理学や政治哲学などの分野において、実例や具体的な応用を探求することで、哲学が現実の問題や個人の生活にどのように関連しているのかを理解することができます。

ゆっくりと時間をかけてみるのも良いでしょう。哲学は急いで理解するものではありません。時間をかけて学び、考えることが重要です。哲学は継続的な学習と思考を必要とする学問ですので、焦らずに進めましょう。

ちょっとここらで、コーヒーでもどうぞ!

とは、言ってもなにから手をつけたら良いか分からないから、やっぱり哲学は難しいよ!という人のためにいくつかガイドラインを示してみましょう。興味がありそうな分野をdigってみると、刺激的な世界が待ってますよ。

日常生活で使える5つの哲学的考え方!

1. 「ノウ・セルフ(Know Thyself)」:自己を知ることは、哲学の古代からの重要な教えです。自己の価値観、信念、強み、弱点を理解することで、自己意識を高め、より意識的に生きることができます。

2. 「ヘッド・アンド・ハート(Head and Heart)」:哲学は論理的思考と感情的な洞察力の両方をバランス良く組み合わせることを促します。理性と感性を調和させ、知識と感情を統合させることで、より充実した人間関係や意思決定を行うことができます。

3. 「ユニバーサル・エシックス(Universal Ethics)」:普遍的な倫理原則に基づいて行動することは、生活の中で正直で道徳的な人間関係を築くために重要です。他者に対する思いやりや公正さ、真実への探求を大切にすることが求められます。

4. 「プレゼント・モーメント(Present Moment)」:哲学は現在の瞬間に意識を集中し、マインドフルネスを実践することを奨励します。過去の後悔や未来への不安に囚われるのではなく、今この瞬間を大切にし、現実に真摯に向き合うことが重要です。

5. 「カルペ・ディエム(Carpe Diem)」:人生の喜びと可能性を最大限に活かすために、一日一日を大切に生きることを提唱します。過去の過ちや未来の不確実性にとらわれるのではなく、今日を楽しむことと、将来への準備をバランスよく行うことが重要です。

これらの哲学的な原則や考え方は、日常生活での意識的な行動や思考に取り入れることができます。自己成長や倫理的な判断、人間関係の向上など、より豊かな生活を築くために役立ててみてはいかがでしょう?

もっと哲学について知りたくなってきませんか?知りたくなってきたでしょう?ね?ということで、とある哲学について説明をしてみようと思います。その哲学の名は「実存主義」。思想家としてはサルトル、文学者としてはカミュという人が有名ですね。

実存主義は、他者との関係や共同体の意義にも関心を持っています。実存主義者は、他者とのつながりや相互作用を通じて、自己の存在と価値を確立し、意味を見出すことができると考えます。他者との関係は、共感や思いやりを通じて豊かな人間関係を築くための重要な要素です。

実存主義者は、個人の自己を表現するために、個別の状況や具体的な選択に向き合うことを強調します。このような個別性と具体性の中で、個人は自己の真実や価値を見出すことができます。実存主義は、一般的な規範や社会的な期待にとらわれず、個人の独自の存在と自己の内なる声に耳を傾けることを奨励します。

実存主義の中にはさまざまなアプローチが存在します。例えば、ジャン=ポール・サルトル。


パイプを加えて一服中のサルトル

サルトルは実存主義の代表的な哲学者の一人であり、「存在は本質に先立つ(Existence precedes essence)」という有名な言葉を残しました。サルトルは、個人の自由と選択の重要性を強調し、他者や社会からの期待や制約にとらわれることなく、自己の存在を自己責任で創造することを主張しました。

アルベール・カミュは「不条理な世界(The Absurd)」という概念を提唱し、人間の存在が不可解であり、意味を見出すことの難しさを探求しました。

ダンディなカミュ

マルティン・ハイデガーは、「存在と時間(Being and Time)」という著作で、個人の存在と時間の関係に焦点を当て、個人の存在の本質的な意味について考察しました。

ちょっとふっくらした顔がチャーミングなハイデガー

実存主義は、個人の自己を知り、自由と責任を受け入れ、他者との関係を築きながら、意味や価値を見出すための哲学的なアプローチです。実存主義の考え方は、人々に対して自己の生き方や人生の意味について考えるきっかけを与え、個人の存在の探求と成長を促しています。

実存主義は、生きることの困難さや不確実性を認識しつつも、その中で人間の自由と創造性を強調します。人間は自己の選択や行動によって自己を築き、自己の存在の意味を見出すことができるのです。

そして、実存主義は、個人の自己を探求するためには固定的な答えや決定的な目的が存在しないと言っています。人間の存在は瞬間的で、自己は絶えず変化し続けていく。そのため、実存主義者は自己の成長や変容を受け入れ、自己と向き合いながら、人生の中で自己を実現し、意味を見出すことを追求します。

実存主義の思想は、人々に対して自己を問い直し、自己の真実や目的を追求する勇気を与えます。これは、自己の望む人生を生きるために、社会の期待や規範に囚われず、自己の内なる声に耳を傾けることを意味します。実存主義は、人々に自己の主体性と独自性を再発見し、自己の生き方に対して責任を負うことを促します。

実存主義はまた、人間の存在や自己の経験に対する共感や理解を通じて、他者との関係を重視します。他者との対話や共同体の中で、人々は自己を通じて他者とつながり、相互作用することで意味や喜びを見出すことができます。他者との関係は、共感や思いやりを通じて深められ、自己と他者の成長と発展を支える基盤となるのです。

実存主義の考え方は、生活の中で意味や価値を見出すための道しるべとなることができます。実存主義は、個人の自己を知り、自由と責任を受け入れ、他者との関係を築くことを通じて、充実した人間関係や意味のある人生を追求する道を示しているのです。

ね?こうやって説明されるとなんか哲学って面倒くさそうだけど、楽しそうでもありませんか?「哲学」という言葉にアレルギー反応を起こさず、じっくりと取り組んでみると刺激的で、まだ見えてない自分自身というパラダイスに出会えると思いますよ。それでは〜。

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