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遠くに行くならゲームを持って -グラナダ- 1

またも格安航空に乗るために早朝に空港まで。
電車が24時間やってて良かったです。最後の国、スペインへ。

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アラームで3:30に起きる。眠りが浅かったのかそこまで苦しまなかった。シャワーを浴びてかきにかいた汗を流す。エアコンが無いってお前な…本当に…

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外に出るとまだ夜で、それでもこのあたりは完全に暗くなることはないのだろう、空の一方向が青い。危惧していた物乞いも酔っ払いもそこまでいない。夜過ぎるし朝過ぎるのだと思った。聖堂は人がいないと余計に綺麗だ。

AM4:00

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ドイツの仕組みで切符を買う。ベルリンで一駅だけ体験的に乗ったのがよかった。駅の探し方やルールがわかる。切符は買ったら別の機械で打刻する。めんどくさい。いくらでもキセルできるけど捕まると重たいルール。一駅でも空港行きでも3.2€で、料金は変わらなかった。

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チェックインカウンターはド並びしていた。まあ出発1.5時間前にチェックイン並べてれば大丈夫だろう。空港のルールにもだいぶ慣れた。
ところでお腹痛い〜 ホテルが暑すぎて腹巻きを取ったら一撃で壊した。今後は一生取らないからな…腹巻きはオプションじゃなくて外付けの消化器官だからな

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チェックインの列がおせ〜 夜が明けてきているのが遠くに見える。夏至のヨーロッパには夜は6時間くらいしかないんだ。

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搭乗待ち。またも階段待機をするライアンエア一行は格安でバカンスの島マヨルカを目指すのだった…!

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航空券比較サイトで調べて適当に取るという旅になっているけど、本当にあの数の飛行機が空を飛んでいるのかと思うと不思議だ。というかにわかには信じられない。でも実際にあるし飛ぶし、買えるし来れるんだな。流石に早い時間のフライトなのでほぼ定刻通り。

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上の棚に入れられたリュックがスーツケース入れるためにバチバチにどけられてて笑う これがライアンエアーである!

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どうでもいいけど、空港の入口の車の一時停車場所にキスアンドフライって付いててよかったな。クロアチア。あれってどこもそう呼ぶんだろうか。

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フランスの上あたりだろうか。40分寝てた。スッと寝れるようになってよい。自分たちの飛行機の下を別の飛行機が通って行った。

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ちょっと寝てたら携帯落として後ろのにいちゃんが取ってくれた。ありがとう…

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かなり持ってきてよかったもの:のど飴

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後ろの方の座席で音楽が鳴っている。一定数スピーカーで音楽を流してそれを纏わないと死ぬ、みたいなやつがいる。

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離陸して2時間、着陸です。エメラルドグリーンの海がとても綺麗だった。触る時間もないけどね!スペインの離島、マヨルカ島。バカンスの島。ここで乗り継ぎをしてグラナダへ。別のスペインの格安航空vuelingと初対戦です。

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えっ!ライアンエアーなのに空港直結の通路使っていいのか!?みたいになってる 基本滑走路歩かされるので

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手荷物検査で一瞬パスポート落としててビビった…!優しいおっちゃんが拾ってくれた。ありがとう…!拾ってもらってばっかだな今日。

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乗り換えの搭乗口に無事着いた。お腹も落ち着いてきたのでベルリンで買ったプロテインバーをかじる。ナッツがたくさん入ってて高脂質だけどめっちゃおいしい。コーヒー飲みたい味。我慢する。

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飛行機待ってたら目の前におっちゃんが座った。全身タトゥーが入ってていかつい。ちょっと気を張ってたらおっちゃんの炭酸ジュース(またKOMBUCHA)が開けた途端に吹き出してしまって、持っていたウェットティッシュをあげた。
グラシアス ユーアーソーカインドとのことでサンダル型のキーホルダーをもらった。あざす。パリピの島、イビサ島の文字。この人たぶんクソ金持ちだな…。

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搭乗!スペイン国内線うっっせえ!笑う。そしてvuelingはライフジャケットなどの説明なし。ライアンエアーより座席は綺麗で広めで人権ある感じだ。そしてよく寝たらもう陸地が見える。気が狂う量の等間隔オリーブだ。思ったより早く着いた、グラナダー!やや雲が多い。雨が降っていたのか、滑走路が濡れてる。

びちょびちょ

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グラナダはザクロって意味らしい。昔に行ったシャウエンと成り立ちが似ている場所。イスラム文化が残る場所。レコンキスタだっけ。共通点が見つけられたら嬉しい。

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外に出ると、思ったよりもだいぶひんやりしてる。雨のせい。

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荷物が全くこない。1時間出てこない。なんで…?こんなちっせー空港で…?そして雨ざらしになっていて濡れてるぽい。入ってきたいくつかの荷物は濡れていた。vueling…テメエ…これにはスペイン人たちもバチギレである。まだ予定ないからいいけどなんか予約してたら保証ものなんじゃないかなあ。

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出てきた荷物を持ってバス乗り場に行ったが、予定していたバスはいなかった。時間を逃したか、元からないか。タクシーかよ…と思った瞬間にえげつない降水で、乗り場に避難して列の最後尾につけた。タクシーがほどなく何台か来て、どんどん乗っていく。

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1人で来てる人とタクシーをシェアして、同じ場所で降りる。提案してみたら、いいよとのことで。同じ場所で強行で降りた。ホテルまでは遠かったけど、1人で行って割り勘した1人あたりの料金で降りられる保証がなかったため。
マヨルカ島からグラナダの恋人に会いにきたトロさんと言うらしい。toroって打ったら巻き舌で訂正された。文字を打ってもらう。tolo。トルォさん。本当に助かった。雨の音が強過ぎて目の前なのに声も聞こえない中で、大声で話しかけた甲斐があった。

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15€で中心街まで来れた。帰りはバスがありますように。エンカンタード!とトロさん。お別れの時もいうんだ。よろしくお願いしますじゃないのかな。そう教わった気がするんだけど。アディオス、は聞いてた以上にほんとに使用シーンが限られるよう。今生の別れ的なネガティブニュアンスが強いぽい。

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うーん頭痛い フェイタスの切りどき来たな…!

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部屋いい…!エアコン完備、綺麗なバス周り。ベッドも大きいし中庭が見える落ち着いた空間だ。当たりだー!よかった!

かわいい宿:ホテル アメリカ

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街を撮りにいく。だいぶ落ち着いていてありがたい。フラメンコを見に行って、そのあとにアルハンブラのナイトツアーがあるのだ。夜に重たいものがあるので、ちょっと寝てから外に出た。

アルハンブラ宮殿への入り口
路地裏

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両替所では1€=206円のレートを叩きつけられて流石に断る。ここまでで最悪のレートだ。遠ざかれば遠ざかるほど手数料なんかが嵩むし価値は下がる。当たり前か…うーんここでも直行便ない都市の課題が出る。イスタンブールで4万円くらい変えておけばよかったと何度も思う。

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casa anaというシアターに入る。フラメンコのお店です。
19:30スタートだったぽく、19時にきちゃってる人が何人かもう座っている。ステージに椅子が4つ。真ん中でダンサーが踊るのかな。前から2列目でさほど席は埋まってなさそう。

古びた家?とかそんなニュアンスなのかな

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なんか…そんなに売れてない芸人のライブきちゃったみたいな…!(ちょっと安い+なので洞窟シアターじゃない) 芸人のライブ行ったことないけど、と思ったけどたっくさん人が入ってきた。早くきて良かった!

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となりの席のオーストリアからきたディエスとアイリスと仲良くなって色々話す。6週間バケーションがあって3週間スペイン中を回るらしい。日本は1週間くらい夏休みありますよって言ったら目を剥いてた。いい人たちだった。

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フラメンコめっちゃよかったな…男性ダンサーの仕上がった脚が…215さん好きだと思った。女性が歌舞伎のようなキッとした表情をするんだけど自分が「2列目の真ん中で目をキラキラさせてる遠くから来た人」という絶好の位置にいたカモという感じだったからか必死の形相の時に何度も何度も視線がかち合って笑うのを我慢して見ていた。いや向こうは必死すぎて見えてないと思うけど。

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なんというか言葉がわからないのは承知で思いっきり汗かいて本気で歌って踊る人たちを間近で観られるだけでめちゃくちゃ良さがあるというか!すっごいよかった。

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アルハンブラ宮殿観に行くまでやや時間があるので、周りのバルに入る。サングリアとイカのフリットを頼んだ。サングリアうっめー…すげー…微発泡しているし、甘い。これがワインからできている…?
そしてイカの赤ちゃんのフライが届いたんだけど1人分これ!?山盛りだよ!?うまーい。ひょいひょい口に突っ込んでいく。明日お腹壊すなこれ。

サングリアもおいしかった

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9時でようやく外は夕方っぽい空気になってきている。10時のアルハンブラ宮殿、夕暮れ時みたいでめちゃくちゃ綺麗なのでは…?一旦宿戻って荷物整えて行こ!

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アルハンブラ宮殿はなんかごった返している。有名人が来てるぽく、何かのイベント?よく分からないけど反対側のナスル宮殿の方はそんなに混んでなかった。よかった〜。せっかくなのでオーディオガイドも借りちゃおうかな。いくらするんだろ。

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見てきました。夜のアルハンブラ(ナスル宮だけ)も綺麗でした。ただ昼間の方が綺麗なんじゃね~!?と思いながら見てました(懺悔) 眠さで目がしょぼしてたのもある。45分くらいで外に出て、帰った途端に眠る。オーディオガイドはカタコトで、借りなきゃ良かったと思った。

ナスル宮
ボケてる夕暮れ

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