高校生が文化祭でe-sportsの大会を開催した話。 【スプラ3・スマブラ】【ケチ】
こんにちは。高校2年生をやっています。
秋は文化祭シーズンですね。
eスポーツの大会を1から本格的に開催しました。
noteを書こう書こうとは思っていたものの、文化祭が終わってもう一月経とうとしてるのになかなか筆が進みませんでした💦
校内から22人が選手として参加し、一般のお客さん(9割本校中学生)も来客されて、大変な盛り上がりを見せました。このイベントを開催するにあたって、
機材の配線と管理
BGMやスクリーン、進行による演出企画
大会の運営
などを行った感想や備忘録として、noteを書けたらと思うので、ぜひ最後までお読みください!
また、「自分の学校や会社でもやりたい」と思っていただいた方がいれば、この記事の配線などを参考にしていただけると幸いです。
下準備
まず最初に決めなければならないのは、競技に採用するゲームです。今勢いのあるFPSゲームで開催すれば見栄えはしますが、これは学校の文化祭のeスポーツ大会です。みんなが観てて、「何が起きているのか分かって楽しめるもの」である必要があるでしょう。そこで今回は、発売から時間が経った今もなお勢いのある、スプラトゥーンとスマブラを採用しました。
スプラトゥーンについては、ちょうど文化祭の開催日時が9月の末で、スプラトゥーン3の発売直後であったこともあり、スプラトゥーン3で開催することに決定しました。
しかし1からゲーム大会を開催するとなると、一筋縄では行きません。必要なものは沢山、機材や設備、出場する選手などなど……。しかし、まずは学校側の許可と任天堂さんの許可がなくては話になりません。手始めに任天堂さんのホームページを覗いてみると以下の記述がありました。
しめたものです。
あとは学校側の許可ですが、学校が自由な校風なのもあって、こちらは余裕で許可が降りました。こうなれば、次に決めるは大会の開催方式です。私の高校の文化祭は、某感染症の影響で去年一昨年とオンラインで行っていたのですが、今年ようやくオフラインでの実地開催となりました。せっかくのオフライン文化祭です。目指すは、本物と同じような、ゲームのオフラインイベントの開催に決まっています。そこで今回は、大会を学校の講堂(集会とかする場所です)で開催し、ゲーム映像を壇上のスクリーンに投影することで、観客がそれを観ながら実況解説を楽しむ、というリアルな感じで開催しようということになりました。ワクワクしますね。
そういうこともあって、今回は以下のように配線を行いました。配線は次のサイトの方が詳しく解説されていたので、こちらを参考にさせていただきました。
(リンク: https://pyu666.hatenablog.jp/entry/2017/12/22/190437 )
スプラトゥーンについては、有線LANプレイによって観戦含め10人のプライベートマッチの部屋を作成し、観戦役のSwitchにキャプチャーボードを挿し、パソコンに繋ぐことでOBSに出力しました。直接プロジェクターに出力するのはちょっと寂しいです。
やっぱりスクリーンも本物っぽくしたい!
という思いで、凝ったオーバーレイも作成することになったため、パソコンへの出力となりました。
そして、必要な機材は以下のようになりました。
ん?多くない?
それらの費用の見積もりがこちら。
高い。高すぎる。この企画には30,000円くらいしか出ないんだぞ。
流石にこれでは困るので、ディスプレイは学校の情報室のものを調達、他の機材は歴代の生徒会や文化祭実行委員が過去に購入したものを漁りまくった結果がこちら。
劇的な費用の削減に成功しました!これならいける。
ということで、これら諸々の機材を開催の二ヶ月ほど前に学校購入で買い揃えました。ちなみにスマブラについては、試合を1vs1の形式で行なったため、機材はスプラトゥーン用のもので十分でした。そのため特別追加で購入した機材はありません。
大会ルール
スプラトゥーン、スマブラのルールは以下の通り。筆者はスプラとスマブラの競技シーンに明るくなかったので、2ゲームに造詣の深い他の運営陣のみんなが考えてくれました。
リハーサルをしてみた
以上の開催予定はあくまで理想です。紙上に兵を談ず、机上の空論です。また配線がうまくいったからと言って、本番の成功にはスムーズな大会の進行が不可欠です。本番の前後には、別の文化祭企画である音楽祭などがあってスケジュールのズレは許されませんでした。段取りを確認するという意味も込めて、夏休みに実験をしてみました。
実況と解説をやってくれる実行委員が決まったので、学校でも実際に配線を行い、練習のための大会を開催しました。解説の人はゲーム内で起きていることを観客に分かりやすく淡々と話せば良いので、解説者に求められる条件について言えば、そのゲームについての知識とスキルぐらいです。ですが実況は違います。テンションの高い人じゃないとダメです。大会が盛り上がりません。幸いなことに最適な人材が見つかり、快諾してくれました。
その1週間後、接続の実験を行いました。有線LANプレイが一発で成功してビビりました。とても嬉しかったです。
その後、実際の開催場所となる学校の講堂でリハーサルを行いました。
本番
文化祭本番。大盛況。
OBSから音が出ないなど、本番に起きてはならないようなトラブルが本番に起きましたが、それを除けば大きな問題もなく大盛り上がりのイベントとなりました。MCをしてくれた友人や、実況をしてくれた友人達の喋りがとてもうまかったです。不測の事態にも臨機応変に対応して喋るスキルのおかげで、来場者の多くを占める中学生のお客さんが湧いていました。
主な反省点としては、
設営に時間がかかる。
LANケーブルが抜けると回線が落ちやすい。再試合を行ったことも。
OBSの操作が拙かった。スタジオモードを活用するべし。
終わりに。「高校生が文化祭でeスポーツ大会を開催した話」
いかがだったでしょうか。相当のクオリティで開催できたと思います。
……受験勉強に切り替えますか(涙目)
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