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妻が妊娠して、世界の見え方が変わった

この度、妻が妊娠をしまして5ヶ月目の安定期に入りました。
順調にいけば来年春には父親になります。会社やSNS含め各所にご報告をさせて頂きつつ、友人や仲間から温かい反応やお祝いの言葉を頂けて嬉しい限りです。本当にありがとうございます。

今日まで至るに色々と感じたことであったり、振り返りの意味も込めてこの場に綴っておきたいと思います。

妊活と不妊治療

約1年3ヶ月の間、妻と私は妊活・不妊治療を行ってきました。
こればかりは経験した人にしか理解できない領域だと思うのですが、妻の努力と苦労に関しては本当に想像を絶するものでした。1度は流産も経験しましたし、どんなに体調に問題がなくても「これなら絶対にうまくいく」という確証が持つことができない不安に苛まれていました。

まさに授かりものとはこういうことなのだなと、病院からもらった妻のエコーの写真を見たときにふとそんなことを思いました。授かりは奇跡ですね。

今回、妊活・不妊治療を経て多くの学びや気づきがあったなと思っています。実は今年から会社でD&Iプロジェクトを立ち上げてリーダーとして妊活や不妊治療の文化浸透や制度設計に密接に携わっているのですが、自分が当事者であるからこそ、どんなサポートがあるとより支えになるかを強く考えるようになりました。

あと何より大事な気づきだったのが、自分が思っていた以上に不妊治療という選択肢を選んでいる人が多いということ。単に自分が当事者になるまで知ろうともしなかったし、見えていなかっただけでした。そこに気づくことが出来たおかげで、世の中の見え方が大きく変わりました。

仕事と生活のこと

最近では多忙ながらも時間の融通がある程度効くので、在宅勤務の割合を増やして、家事を手伝ったりしながら働いています。これは組織のメンバーの皆の理解があってこそなので本当に感謝しかないです。家事とは言っても、平日は洗濯物を干して取り込んだり、食器を片付けたりとかご飯炊くくらいしか出来ていないのですが、少しでも支えになればなと思う日々です。

ちなみに最近、料理教室に通ってみようかなと思い立ったのも、実は妻の妊娠がきっかけでした。今月中に次のレッスン行けたら良いなと思ってます。

最後に

自分がまだ父親になる準備ができているか、と聞かれると「まだそうではない」と思います。

でも、着々と心境の変化は感じていて、ここ最近では今まで以上に妻と私が家族であることをより強く感じるようになりました。日々の生活の中で妻とまだ見ぬ子のことについて対話していく中で、自分と家族との未来について考える時間が愛おしく、そして大切に感じるようになりつつあります。

未来について一緒に考え、共に支え合っていくために自分に何ができるか。家族だからこそ責任も喜びも共に分け合いながら、真摯に向き合っていきたいなと思います。