仕事から離れて感じたこと・分かったこと

今日で仕事を休んでから約1ヶ月半が経ちました。自分のサラリーマン人生の中で恐らく一番長いお休みを頂いていると思います。

育休に入るまでは家族のことと仕事のこととで色々と考え過ぎていて、自分からブレーキをかけて立ち止まることができませんでした。とにかく頑張るしかないと、自分を追い込んでいたんだなと振り返ってみて思います。

最近、読了した「ドラッカースクールのセルフマネジメント教室」にも書いてあったのですが「戦略的な休息」を取らないと生産性のある行動は取れないものです。火がついたように仕事に邁進していましたが、どこか失速していたなと振り返ってみて思うわけです。アクセル踏んでいるのに空回りをしているような感覚だったかもしれません。

半ば強制的にブレーキを踏んで、多忙な仕事から離れたことが自分にとっては良かったと思っています。男性育休を取った人の中には「キャリアに遅れをとった」とか色々な意見を耳にしますが、長い人生を思えば大したことないと思っています。それよりも今、この瞬間を家族と共に過ごすことの方が何よりも大事だと思いますから。

ちなみに職場で使っているチャットツールは時折見たりはしているのですが、組織のメンバーが見事に業務を支えてくれていて安心しています。変な意味ではなく、自分がいなくても回る組織って素晴らしいなと。

よくベテラン社員が退職した時に話に上がることでもあるのですが、意外とその人がいなくなっても何とか回るもの。その程度だから気にせずに自分のことを大事に考えろという話です。

そんな中で、育休から復帰した後に自分が果たすべきミッションは何だろうと考えるようにもなりました。日々内省しながら自分を見つめ直していると、未熟な部分がたくさん見えてくるようにもなりました。これもまた、立ち止まったからこそ見えてきたこと。

巷で物議を醸した”リスキリング”とまではいかないですが、息子がすやすやと寝ているタイミングを見計らって、読書や勉強に時間を割くようになりました。もっと怠け癖が出るかなと思いきや、最近は本当に本ばかり読んでいます。

育休に入ってからはnotionでリーディングノートをつけるようにしているのですが、数えてみたら20冊以上の書籍を読んでいました。自分に足りていない専門的な知識だとか、マネジメントやリーダーシップとか様々な書籍を読み耽っています。たかだか1000円、2000円足らずの自己投資でたくさんの気づきが得られる読書は本当にコスパが良いと痛感します。

仕事から離れて家族と向き合い、自分と向き合い過ごす日々。今だからこそできること、過ごせる時間を大事にしたいなと思います。