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BASKETBALL

バスケットボールとは

Basketball relies on a lot of little human interactions. There might be as many as ten passes that lead to one basket. On defense, you constantly help your teammate -if one loses his man, you leave your guy and cover his; if the ball swings back to the guy you just left, another teammate covers for you.
If you are sitting courtside at a basketball game, you'll hear players shouting out switches as they play this "help" defense. A quiet team is in almost all cases a losing team. A basketball team does not have to be composed of players who are best friends, but it never works if they don't like and trust one another.

RAPTURE
-NICK NURSE

バスケットボールはプレイヤー相互の関係によって成り立っている。およそ10回のパスが1つのバスケットを創出するために起こる。ディフェンスで言えば、常にチームメイトをヘルプしなければならない。誰かが抜かれてしまったら、他の誰かが自分の相手から離れてそれをカバーしなければならない。また、その離れた相手にボールがスイングされたら、また他の誰かがそれをカバーするのがバスケットボールだ。
バスケットボールのゲームをコートサイドで観戦する機会があればあなたはきっと選手たちがコート上で叫んでいる声を耳にするだろう。もし、静かなチームだったとしたらきっとそのチームは負けている(成績が悪い)チームに違いない。バスケットボールのチームは親友同士である必要はないが、お互いにいがみ合ったり信じあっていないチームが成功することは絶対にない。


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バスケットボールのゲーム性をこのようにわかりやすく表現している文章に出会ったのは初めてかもしれません。
先日も言及しましたが、バスケットボールをコーチしていると、ついつい個人の作業に目を向けがちで、ドリブルやシュートなどには時間を掛けるものの、チームでどうオフェンスをプレイするか、ディフェンスをどうやってヘルプしあうかというところから目がそれがちです。それは私の最近の最大の関心事でもあります。

私が任される練習のパートでは、その点を意識して、だれとも関わることなく終わる練習をできるだけ少なくしようと考えいます。少なくともチームメイトからパスを貰う。またはチームメイトにパスをする。もしくは、チームメイトのためにスペースを空ける。チームメイトのために走る、カットする。チームメイトをオープンにするためにペイントにアタックする。など、どうすれば自分のアクションでチームメイトを助けることができるかを盛り込んだ練習をするようにしています。

僕が教員として学校で働いていたのはもう10年ほど前になってしまいましたが、その頃に現在のような考え方ができていれば、教員グループももう少し良いグループにすることに貢献できたんではないかと思います。

思い返せば、僕がまだ子供の頃は、遊ぶとなると1人で遊ぶには限界がある時代でした。ゲーム機はありましたが、今のように無限に長く遊べて世界が広がるようなゲームではなく単調で、すぐクリアできてしまうようなものばかりで、ゲームに没頭するということはありませんでした。暇な時間をつぶすには誰かの自宅に電話をかけ「今日遊べる?」と約束を取り付け、その子と対戦ゲームをしたり、3人以上で集まったときは公園でボール遊びをしたりかくれんぼをしたものです。

現在の自分の甥っ子世代をみてみると、ずっと携帯を見てます。ゲームをしたり友達とチャットをして時間を過ごしています。その時間の過ごし方自体は否定しませんが、チームスポーツや集団で動くとなるとそのライフスタイルの影響を受けるのではないかと思います。

著者が言っているようにバスケットボールは人と人がつながって成り立つスポーツ。どちらかといえばアイソレートしている方が生活しやすくなっているこの社会で、どうやってその人と人の間を埋めるかが、バスケットボールコーチの最も大きなチャレンジなんじゃないかと思うのでした。


以上

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