Core mission
こんばんは。
チームは無事山形に到着しています。仙台空港までの飛行機は少し揺れましたが、山形市内は雪もなく穏やかです。
明日からの試合がんばります。
今日も、ニック・ナースの著作から
どんなビジネスに於いても、そのビジネスの中心となるミッションに集中すべきである。キャンディーの製造に携わっているなら、包み紙を気にする前に、その材料や味に気を配るべきだろうし、車を製造しているなら、カップホルダーから製造に取り掛かる人はいない。
シューティングが全てのチームにおける本質的なミッションであることは明確である。
バスケットボールを続けたいならシューティングに没頭すべきだ。すでにいいシューターなら、更にいいシューターになるべく取り組むべきだ。シュートはほとんどのプレイヤーが上達することができるスキルなのだ。
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きょうは少しバスケットボールの「シュート」というスキルを題材にしたお話です。
私が感じたのは、仕事のコアの部分に十分注力しなければならないということです。選手はいろんなことをやりたがります。それ自体はとてもポジティブなことですし、そうあるべきだと思います。特に、我々のように新興チームでこれから上がっていこうというグループにはそういった熱意があったほうがいいと思います。
ただ、その際に考えなければいけないことは、時間や資源は有限であるということです。近年ではクラブハウスを構え専用練習場を持つクラブも増えてきました。24時間使える練習場があるという話もちらほら聞こえてきます。だとしても、1日に24時間練習できる人間などいるはずがなく、長くても1セッション3時間程度の練習時間の中で、何に注力しなければならないかを知っておくことはとても重要なことだと思います。
これは私が大学のコーチをしていた時の話ですが、当時関東1部の大学でプレイしていた選手が、帰省の際に私のチームの練習に参加したことがありました。当時のチームは練習開始後20分から30分かけて入念にウォームアップをし、練習にはいっていました。これをみた彼は、「自分の大学では2時間しか練習で体育館が使えないから、体育館が空いたらまっさきにボールを触ります。シュートを撃ちます。ストレッチやウォームアップは体育館の外で済ませておくべきです。」と言いました。
彼のこの発言には膝を打ちました。
練習でウォームアップすることがだめと言っているわけではありませよ。現に、その後も入念にウォームアップすることを心がけていました。ただ、関東1部に行くような選手は、自分が何に時間や資源を注入しなければいけないのかをわかっているのだ、心構えがまるで違うとハッとさせられたのを今も覚えています。
その関東1部の学生やニック・ナースさんの話をあたまの片隅において、自分のcore missionが何なのかをはっきりさせながら仕事しようと思ったのでした。
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