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A logical dedication

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北川貴英が書く雑感。「誰だお前?」という人向け
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2018年9月の記事一覧

自営という自衛

自営という自衛

在庫は罪庫

そうサラリーマン時代に教わった。

要は在庫は罪だからさっさと売りさばけって話なんだけど。

そもそもはなから売れそうにない商品作るんじゃねえって、新入社員の分際で思ってたものだ。

で、自営は自衛。

世の中どんなになるか分からない。だから組織に頼らず、自力でお金を稼げるようにしておくにこしたことはない。

今どきの起業って融資で資金かき集めたり、ものすごいアイディアがあったりって

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居場所とごはん

居場所とごはん

居場所がない。

そう感じてる人がいるかも知れない。

それはいまいるフィールドに居場所がないだけなんだと思う。

所属するフィールドが少ないと息苦しくなりやすい。

もし家庭と学校、あるいは職場だけだとしたら。その人は2つの顔しか持つことができない。これはとても少ない。なぜなら2つは対立する。最低3つ、できれば4つ以上持ちたい。

なぜなら人は相手や立場で顔が違う。サークルででかい顔してる人でも

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近所の公立

近所の公立

子どもが生まれた頃は、まあ適当に近所の公立に進めばいいんじゃないかと思っていた。

住まいは千駄木。本郷の隣。

つまり近所の公立の行き着く先はかの最高学府である。

ただ最近、その考えが変わった。

そこに行くには相当な資金と手間が必要になる。

それに見合う対価があるのだろうか? 要はそれってコスパどうなの?ってことだ。

うちの子がスムーズに進学できたとして大卒は12年後。ダブったりしたら1

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人が歩みを止める時

人が歩みを止める時

人が歩みを止める時がある。

見た目上は学んでるし、練習を続けているし、一生懸命やっている。

でも歩みが止まってしまう。

そういう人たちを数えきれないくらいみてきた中で、歩みを止める瞬間に何が起こるのかがだいたいわかってきた。

それは「満足」だ。

人は満足すると歩みを止める。

努力して改善するのは、短所や弱点を克服したときだ。そこそこキャリアが長くなると自分の長所の伸びしろはそこそこ開拓

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スパーリングメモ

柔術初めて約3年。スパーリングにはいくつかの種類があることがわかってくる。ざっと挙げると次の感じ。

・勝ちに行くスパー…試合を想定してポイントを意識したスパーリング。自分と同程度の人に対して試合前などに適している。

・取るスパー…一本取りに行くスパー。極めを狙いに行くスパーリング。極め、絞めといった一本を狙いに行く。ポイントを考慮することもあれば、無視してとにかく一本狙いの場合も。極めを強くし

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鶏口牛後と猿の山

鶏口牛後と猿の山

鶏口牛後って言うけれど、単なるサル山のボスに成り下がっていないか。

常に自問自答する。

世界は広い。そして深い。

自分の小ささにすくみ上がるのを拒んで、世界の広さと深さを拒んでいないか。

常に自問自答する。

ヒエラルキーの上位に位置したいなら、小さなサル山にこもればいい。

でも自らを高めたいなら、サル山の外に出るべきだ。

サル山の住民には理解されないだろうけど。

サル山から出て戦い

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人の親はどうしても未来学者となる

人の親はどうしても未来学者となる

僕の世代は、いわゆる「親の常識が通用しない」という最初の世代かも知れない。

終身雇用とかなくて国際化だのネットだの発達して、寿命も伸びて社会を構成する要素がガラガラと変わった。すると当然、社会は変わるけれどもその新しい社会を生きる指標となる「常識」の前提もまた崩れる。

40年前の人が予測する20年後と、今日の20年後はおそらく変わり方がまるで違う。

その20年後を生きる子どもに何を残してやれ

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