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日本酒の発達と縁の深い榊山八幡神社の境内

境内まで3つの参道は一昨日の記事を、亀山八幡宮の謎については昨日の記事を。

案内看板から、この神社の概要を把握してイメージを持っておこう。

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聖徳太子の父で仏教を公認した用命天皇の時代に(まだ現在の場所に御殿が定まっていなかった当時の)宇佐八幡宮から勧請され、12世紀の初頭・平安時代後期に現在の海に近い丘へと転社された旧称・亀山八幡宮。

祀られている神様は、現在の宇佐八幡宮と同じ神様だ。(築城に伴い地域を勧請され、その後も生活と関わりの深い神様・仏様がお祭りされている小梨の亀山八幡宮と比べると、変わらずに)古代の信仰を保っていると考えられる。


勧請に一躍かった青木兵部の「執権職」というのは「律令制下、太政官のもとで、事務を担当した弁官のことを指す」と思われるが、まだ律令制が確立していなかった飛鳥時代の話、どの程度、法律に従って働いていたのか分からない・・・有力者同士のつながり(コネ)で物事が進んでいたのではなかろうか。 そう考えると

まだ御殿が定まっていなかった八幡大神サマといい、

何か古代政治家たちの人間力学の混沌としたものが感じられる。


まあ歴史なんてものは、権力者のいざこざの結果だと割り切ってしまった方がいいのかも知れない。とくに素人がネットサーフィンであれこれ情報を引っ張り出して考察したところで真実に到達できるもんじゃない(反省)。


ということで、神社概要からいきなり脱線スタートしましたが、素敵な境内みていきましょう!

じゃん

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なんか酒樽があるやないか〜!


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彫られているブランドは全部で5つだがwikipediaの表と照らし合わせて確認できたのは3つ「花心(三浦忠造)」「日の丸(重田時平)」「関西一(柄福松[柄酒造」。なかでも「花心」は、酵母の栄養であるミネラルの少ない軟水での醸造法を開発し「吟醸酒の父」と呼ばれる三浦仙三郎が生み出したお酒で、江戸末期から人気の高い灘の酒に対抗して、第2回全国清酒品評会で優等2等を受賞している。

しかし残念なことに2020年現在、存続しているのは「柄酒造」のみである。

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【wikipedia「安芸津の酒」】

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大正7年は1918年。松下幸之助が松下電気器具製作所(パナソニック)を設立し、森永ミルクチョコレートが発売され、そしてスペイン風邪が大流行した年らしい。

廃業の背景には、太平洋戦争下での酒造の統制や税金の問題など色んなことが時代背景にはあるようだ。


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境内にある像は、戦中に軍事動員されたものを平成になって再建されたものらしい


他にもお酒の神様を祀る松尾神社があったり「旌忠碑(せいちゅうひ)」など歴史と深く関わってきた神社ゆえの境内である。

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                                   土俵

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