状態変化

この違い説明できますか?Part2

前回に引き続き「違いシリーズ
この違いを説明できますか?

蒸発と沸騰

先日、何かのサイトで「水が蒸発する温度は100 ℃である。○か×か。」みたいな記事を見かけましたが・・・・・正解は×です。

蒸発とは、液体が気体になる現象で、温度に関係なく液体表面からどんどん気体になって空間に飛び出ていきます。もし、蒸発する温度が100 ℃だったら、洗濯物はいつまでたっても乾きませんよね。

沸騰とは、液体内部からも気体が生じる現象で、沸点に達すると起こります。水なら100 ℃ですが、物質や圧力によっても異なります。

というわけで、前述の問題は、「水が沸騰する温度は100 ℃である。」なら○となります。

ちなみに、たまーに「水は0 ℃で凍って、100 ℃で沸騰するってキリがいいですね!自然ってすごいですね!!」って思ってる人がいるんですが、このという単位はセルシウス温度といい、水の融点・沸点を基準にしているので当たり前なんです・・・。

では、次に・・・

水と液体

意外とこれ説明できない人多いんですよ。※個人の感想です。

物質名ですね。水素原子2つと酸素原子1つからなる分子で、常温常圧では無色無臭の液体。

液体状態名です。固体・液体・気体物質の三態と呼び、温度や圧力を変えることでこれらの状態を変えることができます。

同じようなもので・・・

気体と酸素と空気と大気

4つですが(笑)
それぞれ説明できますか?

気体は前述の通り、物質の状態の一つです。

酸素元素名、または、物質名です。
元素の酸素は、酸素、オゾン、水、二酸化炭素などの構成元素。
物質の酸素は、酸素原子2つからなる分子で、常温常圧で無色無臭の気体。助燃性があり、燃焼に不可欠です。また、-183 ℃にすると淡青色の磁石にくっつく液体となります。
・・・・・・元素とか分子とか原子の違いはPart3で(笑)

空気はこれを読んでいるあなたも吸っている混合気体です。窒素78%、酸素21%、アルゴン1%、二酸化炭素0.04%ですね。え?合計100%越えてるって?四捨五入しているからです。空気を読んでください(笑)

大気星の周りにある気体のことです。「火星の大気」とは言いますが、「火星の空気」とは言いません。だって、成分もその割合も全然違いますし。ちなみに、「地球の大気」と言った場合は、地球の周りにある気体すべてのこと(オゾン層のオゾンなども含む)を指しますが、「地球の空気」と言った場合は、オゾン層より下の大気を指します。

長くなったのでこの辺で・・・。
何か質問があったら↓こちらへどうぞ(笑)


いいなと思ったら応援しよう!

TKC
授業料をいただけると嬉しいです!