情報発信とは基本的にはポジショントークである
こんにちわ。今回は、情報発信とは基本的にはポジショントークであるというテーマでお話ししたいと思います。
前回のnoteで、情報過多の時代に情報を鵜呑みにしないで!というテーマでお話させていただきましたが、情報を発信する側が良かれと思って発信している内容も受け手の捉え方によっては悪い発信になってしまうこともあるなと思って書かせていただこうかなと…。
このテーマでnoteを書こうとしたきっかけは、私のtwitterのタイムラインに出てきた一つの投稿です。
仕事の成長速度なんて大企業だろうとベンチャーだろうと自分次第。それでも僕が大企業を勧めるのは『大企業の年収1,000万円』と『ベンチャー企業の年収1,000万円』では手元に残る金額が違うから。借上社宅制度、持株制度、団体生命保険など福利厚生だけで年間80万前後差が出る。手取りで月7万って結構大きいよ
この投稿をされた方はtwitterのフォロワー数が2,000人を越えていて、プロフィールを見ますと、出世と転職で年収は5年で2.5倍、3年連続TOP営業表彰で史上最速昇進管理職というすごい方で、このツイートへのコメントでも“やっぱり大企業が良いですよね”みたいなものが多かった気がします。
そうなると年収1,000万円もらえるという前提であれば、
大企業>ベンチャー企業
となってしまうということですが、これは一概に正しいとは言えないということをお話ししていこうかなと…。
私は数年前までベンチャー企業の取締役で、年収も1,000万以上ありましたので、『ベンチャー企業の年収1,000万』というポジションからお話となります。
前置きがめちゃくちゃ長くなってしまいましたが、やっと今回のテーマである情報発信とは基本的にはポジショントークであるというものを具体的にお話しできるところまできました!笑
ただ、参考にする投稿が上の方にあって読みにくいので、大企業のポジショントークの投稿を改めて明記しておくと、
仕事の成長速度なんて大企業だろうとベンチャーだろうと自分次第。それでも僕が大企業を勧めるのは『大企業の年収1,000万円』と『ベンチャー企業の年収1,000万円』では手元に残る金額が違うから。借上社宅制度、持株制度、団体生命保険など福利厚生だけで年間80万前後差が出る。手取りで月7万って結構大きいよ
それでは、これに対してのベンチャー企業のポジショントークをしていきますね。
仕事の成長速度は自分次第とありますが、大企業とベンチャー企業では、仕事の仕方がそもそも異なります。
ここはビジネスをカレーに作り方で喩えているnoteを参考にしていただきたいのですが、
大企業で求められる人材は、カレーの作り方ではなく、玉ねぎのみじん切りができる人で、味はそこそこでも一通り自分でできるようなる人は求められておりません。
ベンチャー企業で求められる人材は、とりあえず味はそこそこでも良いから食材から探してきて、カレーを作って盛り付けて、お客を探してそれを売って代金を回収するまでできる人材です。
極端な話にはなってしまいますが、玉ねぎのみじん切りで年収1,000万円稼ぐのと、カレーを通しで作って代金回収までして年収1,000万円稼ぐのと、どちらが今後ずっとお金を稼げるか考えてみてください。
玉ねぎのみじん切りのタイムを競って仕事をしていた人は、機械でより速く正確にみじん切りができるようになってしまったら直ぐに自分の仕事を失ってしまいますよね。
カレーを通しで作れる人は、今後はシチューとか肉じゃがとか、カレー以外の料理を作って商売を広げることができるかもしれません。
私は大企業に勤めたことがないので、結局ベンチャー企業のポジショントークと言われてしまうかもしれませんが、年収が同じでも毎月の手取りが7万違うから大企業の方が良いというのは一概に言えないという一例と思っていただければと。
私もベンチャー企業でめちゃくちゃ大変な経験をしながら何とかやって来れましたが、大企業だったら良かったと思ったことは何度もあります。
ちなみにこの投稿をされた方も大企業礼賛みたいなことでツイートしている訳ではないのは、プロフィールで大手日系企業から都内ベンチャー企業に転職されていることを書かれているので一目瞭然です。
ただ、このツイートだけ見ると、“大企業で年収1,000万もらいやがって”ってみたいな変なやっかみをされないか少し心配ですが…。
ということで、情報とは発信する側がとっているスタンスで変わるポジショントークなので鵜呑みにしないで自分で考えましょうということでした。
それではまた!
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