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【中学受験ネタ】2月28日公開模試(1) ~ ダブルヘッダーは辛い

「ダブルヘッダー」は、辞書では「野球で、同じチームどうしが、同じ日に同じ球場で2回試合すること」(大辞泉)となっている。
よって、野球以外の、例えばテニスの試合などで「1日2試合」の場合には、普通使わない。
ましてや1日に午前と午後で2回模試を受けることは、ダブルヘッダーとは決して呼ばない。
だがイメージとしては、ダブルヘッダーというのにふさわしく、過酷だった。

2月28日(日)は、午前中に公開模試を受ける予定になっていたが、英進館でもオープン模試を開催していた。
去年も日能研の合間を縫って、英進館の春期講習を受けた。
春期講習を受けるためには、分かれている受講クラスを決めるために、このオープン模試を受けなければならない(と思う)。
よって今年も英進館のオープン模試を受けた。コースは「RS中/KF中」のほう。午前日能研、午後英進館の運び。

日能研、前回の学力育成テストで、とてつもなく悪い点数を取ってきたので、詳しく話を聞いたら、「栄冠への道」さえやっていなかった息子。
「最近やる気が出ない」と言っていたので、少し心配していたが、さすがにこの悪い点数を見て、猛烈に焦った息子。6年生最初の平和ボケ状態から、一気に覚醒したよう。
加えて新しく国語社会の担当になったM先生のアドバイスで、モチベーションが上がった息子は見違えるように勉強しだした。
模試の前日も、KS中学対策として、自習時間にM先生からRSの国語過去問題をもらって解いていた。
別の子に「宿題やらなかったから、問題をやらされてるの?」とからかわれたそうだが、やる気はみなぎっているようだった。

前回の育成テストで、
「僕ね、テスト中、早く終わらないかな、ってそればかり考えてたんだよ。そんな風に考えると、ろくなことはないよね」と言っていた。
「それは君が勉強をしなかったからだよ。勉強しなかったから楽して点数を取ろうとする、だから面倒なことから早く逃げたいと思う。深く考えようとしなくなる」
「うん」
「大変だな、面倒くさいな、と思ったら、『よし、この面倒くささと徹底的に付き合ってやるか』と思うようにしなさい。そうすれば『時間が全然足りない』って思うはずだから。結果もそこまで悪くならないはず」
と言ったら、納得していた。

息子の場合、精神的な要因で崩れることが多い。足が地についていないようなふわふわした感覚になっているときは勉強不足。
「あれも不安」、「これも不安」ってなっているときはよく勉強している証拠(あくまで当社比)。
息子の場合、「ベストを尽くす」ことを徹底させるといいような気がする。

前夜は鉄人会様のサピックス予想問題を解いて135点で気をよくしていた。息子に聞くと、サピックスの問題は公開より難易度が高いらしい。
なんとなく、またこれで運を使い切ってしまうのではないかと思ったが、黙っていた。

(続く)



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