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ロシア正教のパスハではイースターエッグでタンパク質を摂取しよう

昨日5月5日は日本では「こどもの日」でしたが、ロシアでは正教の復活大祭(ロシア語でПасхаパスハ)が今年はちょうど5月5日にあたったのだそうです。


パスハとはざっくり何ぞや

パスハについてざっくり調べたり、これまでに習ったことを基にまとめてみました。

イイスス・ハリストス(イエス・キリスト)の復活を祝うロシア正教会の最も重要な宗教的行事

・西方教会のイースターと同じく、毎年異なる日に祝われる移動祝日。基本的に「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」に祝われる

・パスハの期間は「ハリストス復活せり」「誠に復活せり」といった挨拶が正教徒の間で用いられる(ロシア語では"Христо́с воскре́се!" "Вои́стину воскре́се!"

・パスハに関する料理は下記RUSSIA BEYONDの写真付きの記事を紹介します。昔は48品も用意されていたとは知りませんでしたが、1. パスハ  2. クリーチ 3. イースターエッグ については見聞きしたり食べたことがありました。が、4. ケシの実のパイ については知りませんでした。


簡易イースターエッグを作ってみた

というわけで、パスハもクリーチも作れたら良かったのですが、食材的な制限もあり、クロサワ家では家族でイースターエッグ Пасхальные яйца をお昼前に作ってみました。作ってみた、なんて書いてありますが、その実、ロシアにいた時分に妻が買っておいてくれた「簡易イースターエッグ彩りフィルム」みたいなものを活用するだけですので、ムズカシイところは何もございませんでした。

準備・用意するもの

①鍋と沸騰したお湯
②おたま、網じゃくし等、たまごを熱湯に潜らせることが出来る器具
③上述の「彩りフィルム」 数枚
④たまご →今回は色のついた卵を使いましたが、真面目にやる場合はタマネギの皮を入れて茹でるんだそうです

やること

①ゆで卵を任意の数作る(クロサワ家では半熟に近いゆで卵が人気です)
②ゆで卵にお好みのフィルムを着せる
③網じゃくし等を使って鍋の熱湯に沈める(2~3秒程度)
④ヤケドに注意してやさしく取り出す
⑤出来たイースターエッグをバスケットなどに飾る
⑥飾ったり写真を撮ったりして楽しんだ後に美味しく食べる

作成時の写真

↓何枚か写真を撮りましたのでご覧頂けます。とてもカンタンでしたので、子供たちもヤケドに気をつけて次々に作っていきました。

まだかなり色々な模様のフィルムがありました。来年以降も使えそうです!


フィルムは輪のような構造になっているため、好きなのを選んでゆで卵に着せます


フィルムを着せられ、その時を待つゆで卵・・・


沸騰したお湯にダイブ中のゆで卵。フィルムが熱で縮んで卵の殻にフィットするのです


熱湯の中から取り出されたゆで卵。既にイースターエッグとしての威厳を備えています


完成したエッグを妻がイイ感じに飾ってくれました。真ん中下や右上の玉子の「XB」という文字は、記事冒頭の"Христо́с Воскре́се!"(ハリストス復活せり)という挨拶の頭文字です。

パスハに限らず、タンパク質はしっかり摂取しよう

調べてみると昨年のパスハは4月16日でした。どうやら昨年は単に忘れていたのか、パスハの際にこうした取り組みをしなかったようです。今年はイースターエッグを作りながらみんなでロシアでの生活を思い出したり、子供にパスハについてのお話をしてあげたり出来てヨカッタ・・・


と、そんなことを思いながら、作ったゆで卵も美味しく頂きました。いつもよりしっかりとタンパク質を摂取することが出来た、一味違ったゴールデンウイーク中のあるお昼のイベントでした。

ここまでお読み下さり有難うございました

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