2023年2月 印象に残ったエンタメ
2月も終わり、少しづつ暖かくなりそうです。先日、スーパーに買い物へ行く途中にうぐいすの鳴く声が聞こえました。春はもうすぐですね。
さて、今回は1月にも行ったように、2月に観た・聴いたエンタメの中から僕の印象に残ったものを紹介していきます。
・女王蜂「十二次元」
映画「犬王」でのアヴちゃんの活躍や、チェンソーマンのED曲の「バイオレンス」のヒットなど、ますます勢いに乗るバンド、女王蜂の最新アルバム。
犬王でアヴちゃんの魅力に改めて気づくことができたのですが、このアルバムを聴いて、「女王蜂」というバンド全体のもつ魅力、音楽への飽くなき追求心を感じることができました。もちろんどの曲も良かったのですが、アルバムのタイトルにもなっている最後の曲「十二次元」がとくにすごかったな… 巧みな言葉遊びは圧巻。
・ドラマ 「流星の絆」
Paraviで期間限定配信されていることを知り、初めて視聴したこのドラマ(放送当時、僕は6歳でした)。原作:東野圭吾、脚本:宮藤官九郎、主演:二宮和也という布陣で面白くないことはないだろうと思い観始めましたが、とても面白かったです。
幼いころに両親を殺されてしまい、いまだ捕まらない犯人への復讐を誓う3兄弟のお話。親の仇を誓う子を描くドラマは内容が重くなりがち、というイメージがありましたが、さすがはクドカン、ミステリーとコミカルの塩梅がとても良かったです。3兄弟の好演もさることながら、脇を固める俳優陣もいい味出してましたね。原作とドラマとでは結末に違いがあるようなので、原作の方も読んでみようと思います。
・ドラマ 「City LIVES」
Twitterでの評判をきっかけに視聴しました。今期のフジのドラマはそこまでかな…と思っていましたが、そんなことはなかったです。深夜にこんなに面白いドラマが放送されていたとは…
都市に擬態する架空の巨大生物〈街〉に迫るドキュメンタリードラマかと思いきや、最終的にはそれに携わる男女のラブストーリーに。随分とテイストが変わったな、とは思いましたが、若い男女の恋愛模様に、ちゃんと〈街〉という生物の存在が生きていた。尚且つ、”過去の記憶が人々の心にどのように作用するのか”をSF要素を通して上手に表現していたのが良かったです。過去は記憶の中で残り続ける。SFチックな設定を男女の恋愛に昇華させたのはすごいと思います。が、欲を言えば、より〈街〉の生態に迫る描写をもっと観たかった。奇妙な生き物〈街〉が気になりすぎる、そんなドラマです。
・ラジオ 「オールナイトニッポン55周年記念特番」
今年でオールナイトニッポン放送から55年、ということで開催された55時間にも及んだ記念特番。現在のパーソナリティーに加え、過去にオールナイトニッポンを担当したレジェンドパーソナリティーが集結しました。
懐かしい話、感動するエピソード、くだらないやりとり、心温まる音楽。ラジオのすべてがあるように感じましたし、改めてラジオ、オールナイトニッポンが大好きになりました。すべての番組を拝聴することは叶いませんでしたが、ラジオ史に残るであろう最高に特別な時間を過ごすことができて本当に良かったなと思いました。55周年という言葉はいつ聞いても中途半端に感じますが(笑)。
・テレビ番組 「不夜城はなぜ回る」
夜中に光っている建物では何が行われているのかを調査する番組。1月度のギャラクシー賞を受賞したことで、毎週月曜日にレギュラー放送していることを知り、Paraviでこれまでの回を視聴しました。
個人的には大晦日の銭湯を取材した回、24時間営業している仏壇店を取材した回が好きでした。夜中にそこに行かなければわからない、夜中にそこに行ったからこそわかる社会の実情や様々なドラマは非常に見ごたえがあります。これほどまでに素晴らしい番組が3月で放送終了となってしまうのが非常に寂しいです。不定期でもいいから、また放送してほしいな。
・相席食堂「街ブラ-1 グランプリ 2023」
M-1グランプリのファイナリストが集い、街ブラロケの腕を競うこの大会ももはや恒例となり、毎年白熱していますね。今年も面白かったです。
ハチャメチャなボケを繰り出すヨネダ2000、ならではのボケの中にもナイトスクープ的な人情味を感じさせる展開を入れていい裏切りを見せてくれた真空ジェシカ、本戦に続き最下位となってしまったダイヤモンド。3週と違う魅力があって面白かったです。相席食堂がに本家M-1に勝手に便乗している形ではありますが、この2大会はいつまでも開催しつづけてほしいです。
以上が、2023年2月に印象に残ったエンタメになります。上旬が終わりそうですが、3月はどのようなエンタメに出会うことができるのか、とても楽しみです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?