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生きるしかないのだろうか

明日から登山旅行をする。劔岳っていうそこそこちゃんとした山だ。
一日中ニートの僕にとっては一大イベントだ。

人生が退屈に染まってしまわないように、
そうなりゃもう生きてる意味はないと思ってしまうから。
だから必死に死ぬまでにやりたいことリストを消化してく。
思い付いたことは後悔しないように全部やってこうとしてる。

ライブにも行くし、一人旅行もするし、お金使って豪遊する。友達とも遊ぶ。

大きなイベントが来るのが待ち遠しくて、イベントとイベントの隙間、それまでの日は心が冷めきってしまう。
ああ、もういいやって。
なにしてんだろうって。

だからもうこの登山が終わればもういいかなって思ってた。

だけど思い出したんだ。
勢いで買ったライブが来月に二つもあるって、
それでも抑止力になりそうにないななんて思ってると、推しがオフ会を開こうと提案してくれて、しかもすぐ近い日に。

ああ、生きるしかないなって。

待ってごめん。こんなことが言いたいわけじゃないんだ。
昔の僕や同胞にはこれは毒みたいな言葉だ。

でも、もう死ぬ理由すら薄れてきてしまってるんだ。
「死にたい」が死にそうなんだ助けてくれよ。
俺の死にたいを復活させてくれよ
あの日にあの方法で自殺して、他の人たちに大きな迷惑をかけて万が一生き残ったときに、「何がしたかったの」と聞かれても何もでてこないんだ。ただ、死にたい、死ぬことで注目されたいだけなんだ。
死ぬ意味を忘れかけてるんだ。薬のせいだ。

抗不安薬は恐怖を煽る薬だ。
最近僕は決断日が遠すぎてもう実行しちゃってもいいんじゃないかと思い始めてる。
毎晩飛び降りる妄想をしながら眠りにつく。
だけど、

怖いんだ。
今までの「失敗を想像したときの恐怖」とは明らかに違う。
飛び下りること自体がスゴく怖い。
圧倒的な恐怖に縛られてる。

悔しい、僕は負けてしまった。
出された薬に、平和な日々に。

もう死ねない体になってしまったんだろうか、
そんな意味で、私は生きるしかないんだろうか。

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リズムの書き遺し
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