見出し画像

独り言のススメ

自分の気持ちや心の状態を言葉にすること

数年前はさっぱりで
そもそもそれがどういうことなのかも
分かっていなかった。

何も答えられなくなって固まってしまった私に
何が起きてるの?
と講師が問いかけても
さっぱり答えられなかった。

言いたい言葉は浮かんでくるのに
それを口にしたらどうなるか
してもいいのか
頭で考えて打ち消していた。

その場にふさわしいと思う言葉を
探して、選びに選んで

全然楽しくなくて

いつもおなかのあたりが
モヤモヤしていた。

言いたいことを言う

なんてことは

その頃のわたしにとって
エベレスト登頂レベルで
難しいことだった。
(今は標高600mの山くらい。
それでもまだ山。汗)

アートセラピーに出会って
少しずつ自分を表現していって
それを承認して、されて
ということを繰り返して

自分を自由に表現してもいい

ということを自分にゆるしていった。

心の中にある、まだ言葉にできないことも
アートにして、それについてだったら
言葉にできるようになった。

少しずつ言いたいことも言えるようになった。

そのうちにおなかのあたりの
モヤモヤも消えた。

自分のことが好きになれた。

自分を否定して、嫌って、
自信もないから言いたいことも言えなくて
そんなだからまた自分を責めて。
どうしたらここから抜け出せるんだろう、
責めないようになれるんだろう・・・

ってところで、アートに出会えて本当によかったなぁ。

頭で考えて、
正しい答えを、望まれている回答を
とばかり思考していたけれど、

アートをしていると、その思考のところをすっ飛ばして
心の方に向かうので、自然と自分の心に向き合って、
自分の本当の気持ちを表現できたように思う。

何なら、自分の意識は気づいていないことも
ちゃーんと表現されていたりして。
後日、そういうことだったか、
なんて気づくこともあったりして。
数年単位であったりもして。

アートを通して
自分は今こういう気持ちなんだ、
こう思っているんだ、ということを知れた。

そしてそれを伝えることが普通になっていったのは、
ただアートをするだけではなく、
仲間やセラピストに、それを伝え合うことを
していたのが大きいように思う。

そうすることで、自分が整ったし、
次なる課題が見えたり、癒されたり、
何より楽しかったから。

否定も評価もされずに
「そうなんだね」って受けとめてもらい、
自分もそうして受けとめていって。

ちょこちょこっと話すだけで
すっかり癒される。

ーーーー

最近もたまにアートすることは
続けていて、
年の始まりには、今年のビジョンのアートをしたり
モヤモヤしたら描いたりする。
楽しむだけのアートも。

そしてどうやら、
言葉にすることにすっかり慣れたようで、
どうも独り言が多いと
同僚から教えてもらった。

考えていること、思っていることを
とにかく言葉にしているよう。

確かに大きな課題に直面した時に
お風呂の中でもブツブツ言ってる。

それは、わたしが、自分の内に
溜め込みすぎることもわかっているから
意識的に発散せねばと思っているのもある。

そうして言葉にすることで
自分の耳に入れて情報整理をしているのかも
とも言われたり。

右脳と左脳をバランスよく使えているのでは、と。

嬉しい。
そんな効果があるかもしれません。

セルフセラピーです。

どうも溜まっているな、困ったなというときに
独り言をつぶやいてみて、
効果が認められた際はぜひ教えてください。

ひとりごと推進委員会を立ち上げます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?