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技術書は書かなきゃ読めん

久しぶりに技術書を読んだ。うん,理解できない。慣れない専門用語や数式。日本語で書かれているはずなのに,さっぱり入ってこない。途方に暮れた。昔は数式を,スラスラと追えてた気がするが,今では未知の外国語のような存在になってしまった。

しかたないので,紙とペンを用意し,書きながら読んだ。ひとつひとつ,わからない専門用語と数式を書き出していったり,簡単な例を書いてみたり,図にしてみたり。あの手この手で,自分の土俵にひきずりこんでいった。

不思議なもので,書いてみると案外理解できる。わからないと思い込んでいただけだったり,本当にわからなかったり。わかる部分と,わからない部分が,はっきりしてくる。そうなれば,わからない部分を重点的に試行錯誤してみればいいだけだ。

ちなみに,試行錯誤に使った紙は,さっさと捨てる。見返すことはない。わからなくなったら,また紙に書いて試行錯誤すればいい。そうやって,自分の土俵を踏み固めていく。技術の勉強はスポーツに似ていると思う。スポーツの動きは見ればわかるが,練習しないと動けない。技術も同じで,仕組みや算術を覚えても,使えない。使わないと。だから,覚えようとしない。使うようにする。


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