石神井公園 2024.07.27

画像1 意識がすべてではない。日常というものがある。体があってこその意識だと考える。 日常とは強力なもので、脳ミソがなにを言っても気にもせず、平然と動く。民主主義でも共産主義でも、食べなければ腹がすく。眠くなったら、寝なければならない。寝たら意識は消える。   意識に振り回されると、その日常が茶飯事つまり些事になってしまう。意識的行為の方が偉い。意識はそう主張し、日常を支配しようとする。 ー養老孟司 著『ヒトの壁 』(新潮新書)よりー

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