ちいやん / むかいちひろ

PR会社を辞めて、いまだけフリーランス。誰かの心が温かくなる文章を書く。お花が好きです…

ちいやん / むかいちひろ

PR会社を辞めて、いまだけフリーランス。誰かの心が温かくなる文章を書く。お花が好きです。背景はアフリカローズです。

最近の記事

おべんとう日記「オムライス記念日」

彼の家の冷蔵庫にはなぜか、業務スーパーで買った大きめのケチャップしかないらしい。 「最近、スーパーのお弁当しか食べてないし、栄養のあるものが食べたい。」と、仕事終わりの疲れた私に、電話ごしの彼は言う。 正直、今日は自分の家でゆっくりしたいし、今から料理を作るのは面倒くさいし、料理に自信がある方ではないし。『栄養のあるものって何?』って、足らない頭をぐるぐると回転させて、栄養があるかないかは置いといて、『オムライスにしよう!』と閃いた。 冷蔵庫にあるウインナーが、『チキ

    • 「こんまり」って、なんでいいんだっけ?

      平成最後の日、2019年4月30日。 朝活友だちのミニマリストのとにーに家にきてもらい、指導を受けながら、いま海外で話題の断捨離「こんまり」を実践した。いわゆる「片付けコンサル」というのを受けたのだ。 シェアハウスを出てから、2ヶ月半。 人生はじめての一人暮らし。 以前は、5畳もないシェアハウスの狭い部屋に住んでおり、そんなに荷物もないはずで、そこから8.7畳の1Kに引っ越して、「かなり広くなった!」はずなのに。 なぜか片付かない...。 広めのウォークインクローゼ

      • 母とわたしの、彩りべんとう。

        母との記憶は数え切れないほどあるけれど、忘れられない記憶を綴ってみる。 幼い頃に母が作ってくれた、おべんとうが大好きだった。 透明のフタにキャラクターがプリントされたプラスチックの小さなおべんとう箱に、ごはんをしきつめて、さやえんどうでこしらえたはっぱ、大好きなハンバーグ、その上にはハムやチーズ、たまごなどのお花が咲いていた。 流行りのキャラ弁ほどの大層なものではないけれど、工夫をこらした彩りゆたかな母の作ってくれたおべんとうが自慢だった。  うちの家はとても重く苦し

        • 目にうつる景色を、手をあげて変えてみる。

          去年の春、放送作家の鈴木おさむさんと映画プロデューサーの山田雅子さんに向かって、映画「ラブ×ドック」の自分が考えた広告コピーのプレゼンをした。私にとっては大きな1歩だった。 大阪にいる1年以上前からずっと行きたかった広告・マーケティング従事者が集う、来場者数1万人のフォーラム「AdverTimes DAYS(アドタイ・デイズ)」で大勢の人の前でマイクで話す機会をもらった。 私は才能のない劣等生そもそも私は、コピーライターじゃない。 宣伝会議のコピーライター養成講座に通っ

        おべんとう日記「オムライス記念日」

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        • 朝渋マガジン
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        記事

          世界を面白くする、心の回転が早い人

          「頭の回転が速い人だよね」ということばを、よく口にしたり、耳にもします。 「頭の回転が速い人」とは、勉強や仕事をはやく、効率よくこなすことができる人だと解釈しています。会話のレベルが高く、他の人の特徴や人間関係を一瞬で見抜いてしまうなど、とても優れた特徴のある人に用いられることが多い表現ですよね? 「頭の回転の速い人」を見ると、なにか魔法でも使ってるんじゃないか、とか、思いながら、羨望のまなざしで見つめているんですが。 ただ、最近よく思うのが、「頭の回転が速い人」だけで

          世界を面白くする、心の回転が早い人

          28歳になる、私へのことば。

          広告コピーの世界とことばが、 とてもすきなちいやんです。 冒頭に書いたことばは、ファッションビルLUMINEの2013年春のコピーなんですが。 わたしのいまの気持ちは、この言葉で頭がいっぱいなんです。 ブログリレーも3週目となると、書く習慣がないので「何を書けばよいのだ」と、悩んでしまい、なんだか変に難しくしてしまいそうだけど。 ただ、この感情を大切にしながら、備忘録のような、自分への手紙のようなかたちで。 いまの気持ちと、未来へのじぶんと、前に進みたい人に向けて、

          28歳になる、私へのことば。

          そうだ 著者イベント、行こう。#朝渋

          どうも。ののさんからのタスキがまわってきて、朝渋ブログ部ユウレイ部員同好会、リレー2週目のちーやんです🏃🏽‍♀️ このブログ(note)リレーは、とてもありがたい存在ですね。わたしは、一人では何もできない人だし。どちらかといえば、いつも頭の中で色々と考えてしまって。「わたしのnoteなんて、誰が興味あんねん!」(ヤナギブソン風)とか。 実は、じぶんは「頭の中に住んでいる人で、一生ここから抜け出せないんじゃないか」とか。 アホなことばっかり言って、すみません。 「やらな

          そうだ 著者イベント、行こう。#朝渋

          早起きして、朝のことばを。

          突然ですが、朝渋ブログ部のことブログ部に入って「1ヶ月4記事」と目標を立てたのにも関わらず、まったく更新をしない日々を過ごしていた(なまっちゃ部長ごめんなさい)ので、「このままじゃダメだ!」と思い、ちょい知るさんがはじめてくれた、このリレーをうまく活用していこうと思います。 (1区と2区の走りはこちらからチェック✨) わたくしごとですが、朝渋(渋谷の朝活コミュニティ)に入ってから、以前より本を読む時間が増えて。 その中でも本の中の「朝」に関することばに、より感度が高まっ

          早起きして、朝のことばを。

          朝飯前に朝渋を楽しんでみる。【部活のこと】

          おはようございます。 1月6日担当のちーやんです。 私はnoteを書く習慣がないので、2019年はなんとしてでもnoteを習慣化したいと、思っております。更新をしていなかったら、#note書け って私がやる気を出しそうなことを言ってもらえたら、とてもありがたいです。笑 そして、新年1発目はどうしても朝渋のことを書きたかったので、思うがままに書いてみようと思います。 (朝渋ってなに?はこちらからどうぞ!) 朝渋との出会い私は運営メンバーである折田くんとお話をしたことをき

          朝飯前に朝渋を楽しんでみる。【部活のこと】

          違和感の種が、大輪の花を咲かせる。

          人との会話の中で、違和感を感じることがある。会話の内容や間の取り方、目線、表情の節々、動作などにそれは現れる。 ほんの些細なことだから、もしかしたら気にしなくてもいいのかもしれない。その違和感は見過ごすことが小さなことだから。 知らない人にとっては、何もピンとこないこの一文。 SNSで人気に火がつき、いま話題の映画「カメラを止めるな!」を鑑賞した。上映館数が少なく、すぐに満席になってしまうため、なかなか見ることが出来なかった。しかし、すこし経って上映館数が増え、以前に比

          違和感の種が、大輪の花を咲かせる。

          異常と純情が混ざり合う、その先にある感情。

          人は、あっけなく恋に落ちる生き物だと思う。 恋人に振られ、拒絶され、人生のどん底に陥ってしまったとき。友人と憂さ晴らしをするために街に繰り出したけれど、どうにも気持ちは晴れない。 だけど、新たな恋は、いつもより受け入れやすくなっている。 目の前にいる異性から向けられた笑顔や優しさを、迷い込んだ暗闇の中の、眩しく輝く光としてとらえ、そこに向かって突き進もうとする。 これこそが、まさに、あっけなく恋に落ちた状態だと思う。 そして、その様子を隣で見ていた友人もいつの間にか

          異常と純情が混ざり合う、その先にある感情。

          「ひとと比較しなくていい」

          昨日、言われた言葉を思い出す。 東京に来てから、言われることが増えた。 思えば私は、地元にいるときは何の目標も立てずに生きていた。ただ、日々をなんとなく過ごしていた。 東京に来て、周りの環境が大きく変わった。というか、自ら変えたんだ。仕事を変え、住む場所を変え、日常的な人間関係を変えた。前進しているように思えるけれど、どこかいつも寂しさがつきまとう。 新しく好きになるものが増えたけれど、ずっと好きだったものの見方が変わってしまった。それは友達だったり、家族だったり、地

          「ひとと比較しなくていい」

          昨日は谷川俊太郎展に行った。 音と映像の演出で谷川俊太郎の言葉の中にいる感じがして、ずっとここにいたいと思った。 その感動を心にしまっておきたくて、1ナノも心から溢れ出さないようにしたくて、誰とも喋りたくない症候群になってしまった。

          昨日は谷川俊太郎展に行った。 音と映像の演出で谷川俊太郎の言葉の中にいる感じがして、ずっとここにいたいと思った。 その感動を心にしまっておきたくて、1ナノも心から溢れ出さないようにしたくて、誰とも喋りたくない症候群になってしまった。

          東京は雪国でした。

          東京は雪国でした。