「こんまり」って、なんでいいんだっけ?
平成最後の日、2019年4月30日。
朝活友だちのミニマリストのとにーに家にきてもらい、指導を受けながら、いま海外で話題の断捨離「こんまり」を実践した。いわゆる「片付けコンサル」というのを受けたのだ。
シェアハウスを出てから、2ヶ月半。
人生はじめての一人暮らし。
以前は、5畳もないシェアハウスの狭い部屋に住んでおり、そんなに荷物もないはずで、そこから8.7畳の1Kに引っ越して、「かなり広くなった!」はずなのに。
なぜか片付かない...。
広めのウォークインクローゼットもあるし、ベッドの下に引き出しもある。収納もかなり充実している理想的な間取りの部屋だと思う。
でも、まったく片付く気配がない...。
牧伸二の「やんなっちゃった節」をウクレレの演奏を脳内再生して
と、歌ってみても、なんの解決にはならないわけで。ごめんなさい。ふざけました。
「こんまり」が日本のテレビでひっきりなしに出演しているときに、ミーハー心で本も買って(全部は読めてない)実践したはずなのに、どうにも片付けられないわたしに元どおりになってしまっていた。
時が経ち、「こんまり」メソッドがすっかり頭から抜け落ちてしまっていたのだ。
そんな中に、わたしと違ってマジメに実践して、頭にたたきこんでいるミニマリストのとにーに片付けコンサルをお願いした。
(1人じゃ全然出来なかった)
断捨離のコツは、洋服>本>資料>雑貨>思い出の品、の順に物を捨てるのがよいそう。
まずは、洋服。
家にある洋服を季節もの、トップス、アウター、ボトムスなど関係なく、全部をクローゼットから出して、ベッドに並べて1つ1つの洋服と向き合っていく。
「これときめく?」トニーは言う。
『ときめく...。』
ベッドに乗せられた溢れんばかりの服の中で"ときめく"という、感情になる服は1割にも満たず。
「この服を着ると〇〇さんはいつも褒めてくれた」「合コンの時にいつも活躍してくれた」とか、色んな思い出とともに、すっかりよろけてしまっている服に「あれ。こんなにボロボロだったっけ?」と思いながら、たくさんさよならをした。
そして、よく考えたらここ数年。
ぜんぜんちゃんと試着をして服を買っていないことに気がついた。
ネットやファストファッションで"なんとなく安いから"と思って、買った服ばかりだった。
「こんなに服を捨てるのか!」と思いながら、ゴミ袋には溢れんばかり大量の服が入っていた。
残った服に関しては、たたみ方やかけ方を教えてもらい、収納を学んだ。
そして、本。
まったく読まないし、読む気配がない大量の本の数々。いつの間に増えたんだよ。ほんと。
おまけに、結婚式でもらった手のつけられていないカタログギフトなどもあり、つくづくとにーに見られるのが恥ずかしかった。
書類に関しても、前職の資料や以前住んでいたシェアハウスの資料、支払い忘れの払い込み用紙など、見るたびに「うぐ」となりながら向き合った。
そんな風に、片付けを進めて。
賞味期限切れのムヒ、大量のごはん保存容器など、あまりにも自分の持ち物を把握出来ていないことが浮き彫りになり、とにかく笑ってごまかした。
片付けを終えて、大量にものを捨てて。
「MOTTAINAI」が頭を駆け巡ったり、とにーに質問される「ときめく?」「それ本当にいる?」の質問に対して、わからなくてつらくなる瞬間が何度もあったけど。
整えられた部屋全体を見る瞬間の爽快感は格別だった!
変わったこととすれば、掃除の頻度と洗濯の頻度が令和になって圧倒的に増えた。
あと、なんとなく、日記を事細かに書いたり、以前より自分と向き合う頻度が増えたように思う。
「家にある持ち物の状況を把握して整理をすること」は、「自分の心の状態を把握して整理をすること」にも似ているような気がした。
とにー、朝から晩まで長時間、ダメ人間の私と一緒に向き合ってくれてありがとう!
そして、1人では甘くなりがちなところ、しっかりと向き合うのをサポートしてくれて、何度も問いかけてくれて、本当に本当にありがとう。
令和はもっと私にとって楽しめる年になるように、これからも「こんまり」は頭に入れておこうと思う。
この記事が参加している募集
お気軽にご支援お待ちしております♡