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人生で初めて家出をしてみたわけだが
と言っても家から電車で40分の距離、実家に帰ってきただけなので、そこまで悲壮感はないんだけど。
なぜかというと、もちろん彼氏がダルくなったので、心のコンパスに従って(はい、シンドバッド)着の身着のまま、ママがなにかあった時のためにいって渡してくれていた現金と、リファのドライヤーと(髪はいつもサラツヤであるべき)化粧品(可愛くいることも仕事のうち!)だけ持って家を飛び出した。
ママに突然今日泊まっ
ワールズエッジで会いましょう
三年近く付き合った彼氏と、やっぱり別れようと思う。
たくさんたくさん考えたけれど、それは明日ではないかもしれないけれど、別れようと思う。
彼と付き合い始めて一年ほど経った頃から、わたしの精神は少しずつこわれていった。
朝7時に起きて夕方まで学校、30分だけ家に帰って着替えてご飯を食べて、22時過ぎまでアルバイト、帰ってお風呂に入ったら次の日の予習、3時ごろに寝る限界生活を毎日していたら、夜布団に
お姫様にはなりたくない
ディズニープリンセスの中だったら誰が好き?
幼稚園の頃、小学生の頃、何回訊かれたかわからないくらい、女の子たちの間では定番の話題だったなあと思う。わたしはいつも困ってしまって、うーん決められないなあ、と曖昧に答えていたな。
キャラクターを好きになる時、いわゆるツボは人それぞれだと思うのだけど、わたしの場合は昔からずっと、「こうなりたい」「こうでありたい」と思えるキャラにどハマりする傾向がある。(
賢さへの執着のようなもの
もうずっと、賢さへの執着のようなものを抱えているんだと思う。
小学校3年生のとき、親から学習塾に行きなさいと言われて、週二回塾に通っていた。同じクラスの子は3人しかいなくて、一人は女の子(しばらくして辞めてしまったけど)で、二人は男の子だった。
この二人の男の子が、わたしの人生をまったくもって変えてしまったのだと、今でも思っている。たぶん…
悠くんは開業医の息子でお坊ちゃん、のくせになんだか飄
ステージには立てなくても、猫耳メイドになってみたい
愚かなものでなく、賢いものとして歩みなさい。
ミッションスクールに通っていた高校時代、一番好きな聖書のみことばだった。賢い人が好きだし、それなりに賢い人になりたいと思って生きてきた。
学歴の高さは賢さの一つの指針ではあるのだろうけど、それでもわたしは、高校を中退した彼氏を、賢い人だと思って好きになったのだと思う。たぶん。
彼の丁寧な物腰に、女子校育ちのわたしは、こんな男の人がいるんだ……と驚いたも