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インターネット声優

インターネット声優をしていた日々のことを書いておこうと思う。 もちろん出演していた作品、事務所のことは詳しく書けないし、(ないとは思うけど)特定をされるとお世話になった人々に迷惑がかかるかもしれないので、あくまでも自分の備忘録として、ふんわりした感じにはなりますけれども。 わたしのインターネットデビューは、小学校中学年くらいだった。 ただただモンハン3が上手くなりたくて、ゆっくり実況を見て学ぶ日々、そこからゆっくり人狼、るる鯖、オカ板、ニコ動、pixivなどを経て、わたしは

    • 人生で初めて家出をしてみたわけだが

      と言っても家から電車で40分の距離、実家に帰ってきただけなので、そこまで悲壮感はないんだけど。 なぜかというと、もちろん彼氏がダルくなったので、心のコンパスに従って(はい、シンドバッド)着の身着のまま、ママがなにかあった時のためにいって渡してくれていた現金と、リファのドライヤーと(髪はいつもサラツヤであるべき)化粧品(可愛くいることも仕事のうち!)だけ持って家を飛び出した。 ママに突然今日泊まっていい?ってラインしたら、すぐにおいでー!って言ってくれたのでちょっと涙が出た。

      • ワールズエッジで会いましょう

        三年近く付き合った彼氏と、やっぱり別れようと思う。 たくさんたくさん考えたけれど、それは明日ではないかもしれないけれど、別れようと思う。 彼と付き合い始めて一年ほど経った頃から、わたしの精神は少しずつこわれていった。 朝7時に起きて夕方まで学校、30分だけ家に帰って着替えてご飯を食べて、22時過ぎまでアルバイト、帰ってお風呂に入ったら次の日の予習、3時ごろに寝る限界生活を毎日していたら、夜布団に入る時、朝電車に乗った時、バイトまでの道、ところ構わずボロボロと涙が止まらない状

        • お姫様にはなりたくない

          ディズニープリンセスの中だったら誰が好き? 幼稚園の頃、小学生の頃、何回訊かれたかわからないくらい、女の子たちの間では定番の話題だったなあと思う。わたしはいつも困ってしまって、うーん決められないなあ、と曖昧に答えていたな。 キャラクターを好きになる時、いわゆるツボは人それぞれだと思うのだけど、わたしの場合は昔からずっと、「こうなりたい」「こうでありたい」と思えるキャラにどハマりする傾向がある。(推しメンもそうだな) ディズニープリンセス、微妙……というわけでは断じて無く、む

        インターネット声優

          賢さへの執着のようなもの

          もうずっと、賢さへの執着のようなものを抱えているんだと思う。 小学校3年生のとき、親から学習塾に行きなさいと言われて、週二回塾に通っていた。同じクラスの子は3人しかいなくて、一人は女の子(しばらくして辞めてしまったけど)で、二人は男の子だった。 この二人の男の子が、わたしの人生をまったくもって変えてしまったのだと、今でも思っている。たぶん… 悠くんは開業医の息子でお坊ちゃん、のくせになんだか飄々として掴めない所のある感じだった。初めて会ったわたしに、開口一番大根抜きゲーム

          賢さへの執着のようなもの

          ステージには立てなくても、猫耳メイドになってみたい

          愚かなものでなく、賢いものとして歩みなさい。 ミッションスクールに通っていた高校時代、一番好きな聖書のみことばだった。賢い人が好きだし、それなりに賢い人になりたいと思って生きてきた。 学歴の高さは賢さの一つの指針ではあるのだろうけど、それでもわたしは、高校を中退した彼氏を、賢い人だと思って好きになったのだと思う。たぶん。 彼の丁寧な物腰に、女子校育ちのわたしは、こんな男の人がいるんだ……と驚いたものだった。それはお客様に対しても、後輩のわたしに対しても、出かけた先のお店の店員

          ステージには立てなくても、猫耳メイドになってみたい