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北海道スペースポート(HOSPO)でLTPロケット試験成功、SPACE COTAN

北海道大樹町とSPACE COTAN株式会社は、北海道スペースポート(HOSPO)で行われた小型ロケットの弾道飛行試験に成功したことを発表しました。この試験は、固体ロケット量産化技術の探求という目的のもと、革新的な固体燃料LTPの飛行を実証したものです。

SPACE COTAN株式会社は、北海道大樹町に本社を置く、民間宇宙港「北海道スペースポート(HOSPO)」の運営・事業推進を行う会社です。HOSPOは、2021年4月に大樹町で本格稼働した民間に開かれた商業宇宙港です。

北海道スペースポートの将来イメージ図

2024年3月17日に行われた試験では、JAXAの森田泰弘専任教授が開発したLTPロケット3号機(LTP-135s)が使用されました。このロケットは、LTPを使用した小型固体ロケットであり、今回の試験はその3回目の弾道飛行試験となります。

試験では、ロケットがHOSPO滑走路から東南東方向に打ち上げられ、LTPが正常に燃焼しました。予定通り、最大高度の約5,000メートル付近でパラシュートが開傘し、機体データが送信されました。

LTP-135sロケットの概要は、全長1783mm、外径135.4mm、重量24.5kgです。このロケットは、森田専任教授を中心に関連メーカーや大学などの協力を得て開発されました。

LTPとは、革新的な固体ロケット燃料であり、製造期間を従来の10分の1に短縮し、大幅な低コスト化と量産化を可能にします。これにより、民間宇宙開発の新たな展望が開けることが期待されます。

この試験の成功は、北海道スペースポートが提供する宇宙開発環境の一翼を担い、国内外の宇宙産業の発展に貢献するものです。政府の支援により民間のロケット開発が加速している中、HOSPOは民間に開かれた商業宇宙港として、宇宙ビジネスの発展を後押しします。

詳細内容は、SPACE COTANが提供する元記事を参照してください。

【引用元】

【読み上げ】
VOICEVOX 四国めたん/No.7


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