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塾なし中学受験長男の「これないとマジやばかった」市販教材

長男の中学受験時には、メインで使った予習シリーズ以外にも、市販の教材をいくつか買った。1冊まるまる取り組むわけではなく、予習シリーズで足りないところを補うため、必要に応じてところどころつまみぐいするような感じの使い方をした。

長男の中学受験を終えて2年以上。先日、長男と話していたところ、

「これ、マジよかった。これないとやばかった」

と本人が言う教材があったので、今回はそれを紹介したい。

長男大絶賛の市販教材、それは…

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中学受験界隈において、どれくらいの知名度を誇る教材なのだろう?

私にはよくわからない。大きめの書店に行けば、大体みかけるかなという印象はある。だが、どこかのサイトやSNSで紹介されているのはほぼ見たことがない。

私がこの教材の存在を知ったのは、ある中学受験生の親のブログ。もう5年以上前なので、そのブログの名前も忘れてしまったのだが、「塾なし」「中学受験」で検索してヒットしたと思う。もしかしたらブログ自体はなくなっているかもしれない。それくらい前のことだ。

そのブログに登場していたお子さんは、予習シリーズのテキスト使用・進学くらぶなし、の塾なしだった。小5時点で開成の問題を解くようなめちゃくちゃ優秀な子だったので(ブログ上は)、長男にそのまま利用できるものばかりでもなかったが、とりあえずブログに登場した教材はすべて書店に行って中身を確認することにしていた。

例に漏れず、「計算名人免許皆伝」も書店でパラパラ中身を確認した。チラッと読んでみて「なるほど、計算はいかにらくしてミスなく早く解くかが大事なのか」と思った。今になって思えば、算数嫌い・中学受験未経験の私はそんなことも知らなかったのだ…!

細かい内容もあまりわからなかったし、面白いとも思わなかったが、「ラク・効率的・はやく」は大事だと思ったので、使わなくてもいいからとりあえず買ってみるかという軽い気持ちで購入した。

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帰ってから「こんなん買ってみた。計算がラクにできるテクニックが載ってるらしいで」と長男に伝えた。

特に「勉強」と位置づけたわけでもなく棚においておいた。計算問題を解いていて「もっとラクな方法ないかな?」と、手に取ることはあったがその程度。だが、いつのまにか長男は読んでいたみたいで「ママ!これすごいよ!」と、本の内容をいろいろ教えてくれるようになった。

とはいえ、私はほんとのほんとに算数が苦手なので、なんか面白いらしい、すごいらしいということはわかるけど、それ以上はわからない。とりあえず、理解するしないにかかわらず、長男の話を聞くことはできるので「そうなん?そうか、すごいねー。」と相づちを打ってきいていた。

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長男が、具体的にこの本の内容をいつ覚えてどう使ってきたのかは、じつのところよくわからない。

気づけば、たくさん付箋が貼られていた。いつのまにか、覚えて使えるようになっていたみたいだ。

中学受験が終わった後、使ったテキストを「いる・いらない」で整理したら、「計算名人免許皆伝」は見事に「とっておく」のカテゴリーに入った。今でも時々読み返し、「すごいなぁ」「これ、なかったらやばかったよな」とぶつぶつ言ったりしている。

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そんなわけで、結局、長男がこの本のなにをどう役立てたのか、具体的なところは全然伝えられなかった。申し訳ない。絶望的までに算数が苦手な私のせいである。

私に言えるのは、算数好きには買ってみる価値がある教材だということだ。

実際、これまた算数好きの小4次男も長男と同じく、時々読んで使っているみたいである。

数年の歳月を経て、きょうだい間で使われ続ける教材、「計算名人免許皆伝」。興味を持ったら、書店でパラパラしてみてください。

難易度はよくわからないけど、とっつきやすい可愛らしい絵柄と語り口調が親しみやすい。

子供に教材を買うときは、「使い倒してくれ」という期待はすてて「1ページでも読んだら御の字」くらい、気を抜いていくことをおすすめする。期待すればするほど辛いのは自分。インテリアとして買ったんだ!くらいどーんとした気持ちでいこう。

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