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学習ドリルレビュー《国語》「1分間速音読ドリル」

以前noteで書いた通り、わがやの家庭学習では「音読」に取り組んでいます。「読み・書き・計算」の「読む」の部分を大事したいと思い、3きょうだいとも幼稚園(長女・次男)や低学年(長男)の頃から続けてきました。

ずっと使ってきたのは、この教材。

なのですが、ほぼ全部読み終えたたので、先日から新しい音読ドリルを使い始めました。


それがコチラ、国語の力がグングン伸びる1分間速音読ドリルです。

【使った時期】次男:小2~継続中
【おすすめ度】★★★★★
【内容】
見開き1ページで1回分。単に音読するだけではなくタイムを計る。目標タイムは1分。文章の途中に15秒ごとの目安が示されているので、読みながらスピード調整しやすい。タイムを書く欄が10回分あるので、10日分は同じものにチャレンジできる(すぐできたら次にいっていいし、もっとやりたかったら続けてもいいと思う)。

とりあげられている文章は、「ごん狐(新見南吉)」「走れメロス(太宰治)」をはじめ、小林一茶、石川啄木、源氏物語、百人一首など有名な作品ばかりなので、音読を通して文学を知るきっかけにもなる。

見開きはこんな感じ

【感想】
まだ使い始めて数日。なのですが、タイムトライアルが好きな次男は、毎日意気込んで取り組んでます。「まずは読むことを意識して、スピードはその後でね」と言っているのですが、速いタイムを出すために適当に読み飛ばしてしまうこともあり…(;^_^A

ま、これは今までの音読ドリルでもありました。そのうち、何度も繰り返せば自然ともっと正確に読めるだろうと思い、特に指摘はしていません。長男・長女は「読み間違えなく読みたい。その後で、できるだけ早いタイムがだせたらいい」というタイプでしたが、次男は「とにかくタイムで勝負!多少読み間違えてもいい」というタイプ。それぞれ違っておもしろいです。

ドリルに収録されている作品は、今までに使っていた「陰山英男の徹底反復「音読プリント」シリーズ」と重複するものも多く、既に知っている部分もありますが、今までは時間を計っていなかったので、また別の面白さがあります。良質な文学作品、というと、どうしても重複するのかもしれないし、そういう作品に子供の頃に何度も触れるというのもいい経験だと思います。「小学生の頃、松尾芭蕉の俳句を何回も音読させられたなぁ」なんて、後から子供達は思い出すのかも。


このドリルのあとがきに速読の効果について言及されています。ざっくり言うと、脳科学的には、脳の活動を活発化させる良い効果があることが確認されているそうです。

文章を読むとき、深く意味を解釈していくやり方と、速読のように意味よりもスピードを重視するやり方と2つあり、それぞれ効果が違うと思うのですが、学校では前者だけに取り組んでいるような印象です。

個人的には、この学校で取り組まない「スピードやリズムを意識した音読」は、家庭学習でとりいれておきたいものの1つだと感じます。これが後々、中学受験で大量の文章を短時間で読む能力にもつながっていくだろう…と、経験的に感じていますが、データ的にはどうだろう?

いずれにしろ、大きな声をだして、テンポよく、優れた文章を読むというのは気持ちのいいものです。子供達をみていると、音読は幼稚園~低学年の子ほど、積極的に楽しんでとりむなと感じます。それくらいの年代の子供がいれば、家庭学習に一度取り入れてみてもいいかもしれません(*^^*)


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