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ほんとの気持ち

ほんとの気持ちって難しい。

自分のほんとの気持ちも、全てを知り得ないのに、他人のほんとの気持ちを知ることなんて、到底不可能。そう思う。

なんの話かというと、やっぱり中学受験の話。

現在、わがやの小5長男は自宅学習で中学受験の勉強中。一番はじめも、はじまってからも、その都度話し合って進めてきた。結論としては「中学受験をする」ということ。勉強は継続中。だけど、それってほんとの気持ち?

息子が本当に心の底からほんとの気持ちを言えば、「ずっとゲームしたい」ではないだろうか。(それも違うかもだけど)

だけど、親と話し合うときは、そんなことやっぱり言えないし、なんとなく親の「受験してほしい」って気持ちも敏感に感じ取るだろう。そもそも、息子が中学受験するかどうかを判断する材料は親が提供しているわけで、ということは、親のフィルターがかかった材料をもとに判断するわけだから、100%息子が判断したというには無理がある。

だから、息子が決めたことでも、「自分できめたでしょ」って非難することはできないと思う。たとえば、勉強せずにゲームをしていたとして、「中学受験するって自分で決めたんでしょ?なにしてるの?」って責めるのはおかしいと思う。

さらに、100歩譲って、息子が自分で判断したとしても、その時と刻一刻と状況は変わっているわけだから、やはり、一度決めたことも、常に見直す必要があるだろう。たとえば、わがやは先月ニンテンドースイッチを買った。小4で中学受験すると決めたときは、そんなゲームは家になかったんだから、状況は変わっている。小4の頃よりは、圧倒的にゲームをやりたいという気持ちは強い。

それならやはり、その時の家の状況や子供の気持ちにそって、一度決めたことでも見直すべきだ。

具体的には、息子は小4で中学受験をしようと決め、今現在、第1志望の中学校がある。でも、その学校に合格するための勉強に必要な時間と、やりたいこと(今はゲームかな)をする時間を天秤にかけ、優先順位を時間配分を、都度見直さなければいけない。なぜなら、一番大事なことは、息子が楽しく過ごすということだから。

なんだか長くなってしまったけど、一番言いたかったのは、

・「中学受験するって自分で決めたんでしょ!」って子供を責めないこと。

・その時々の状況によって、勉強量と自由時間のバランスを見直すこと。(勉強0:遊び100の日もある!そりゃそうだ!)

・一番は子供が楽しく過ごすこと。

という3つです。

今回は、自分への問いかけとしても書きました。まだわがやは小5ですが、小6になり、受験日が近づくにつれて、(自分自身の)視野が狭くなりそうなので、常にフラットでいるために、改めて文字にしてみました。手段に目的を奪われないよう、「息子が楽しくあるために」を常に頭において置きたい。

個人的には、「将来のために、今がんばれ!」とか、「最後ぐらい追い込みしなさい!」という、先のために今我慢や無理を子供にさせるのは、間違いだと思っています。それをできるのは、自分で自分のことを決めることができる高校生以降ではないかと。

見えない将来や自らが望んでいない未来のために、親が「いいだろう」と思っている未来のために、今の子供の時間を奪うのはやっぱりおかしい。小学生も自分とは違う1人の人間だし、親の所有物でもないし、親の部下でもない。対等な関係を持って、適度な距離をとって、尊重し合う関係でありたいと思います。


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