雨が許してくれること
雨の日は好きだ。
家にいることを許されている気がするから。
買い物に行こうと思えば、歩いて行ける。
でも、今日は家にあるものでいいよね?
庭の草刈り、やろうと思ってたけど、できないよね?
シーツしばらく洗ってないけど、今日は無理だよね?
家事も育児も、手を抜いてもOKだよって雨が許してくれている気がする。
逆に、晴れた日だと、
外にでないともったいないよ!
早く動いて!早く!早く!
ってせかされているような気がしてそわそわする。
からっと晴れた青空も、もちろん素敵なんだけど。
これって、童話「北風と太陽」の逆みたいだ。
童話の中では、太陽がのんびりあたたかく男を見守って、北風が「早く服を脱げ!」と男をせかす。
でも、私の場合は、どんよりした雲は家の中にいる私をのんびり見守っている。一方で太陽は「早く外に出て、活動的に過ごせ!」とせかしてくる。
さらに、今は太陽に子供達が加わる。童話の中の男みたいに、最後まで抵抗し続けることはもうできない。
一歩出てしまえば、外出ももちろん楽しい。でもやっぱり考える。
あぁ、今日一日家の中で過ごせたら、あれとあれをしたのになぁって。
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