等身大の自分を抱きしめる
こんにちは、ひらひらです。
早速わたくし事ではありますが、
2年ほど前だったかなぁ、社会人になって早々のこと。
急激な生活環境の変化と、会社での色々で、心と体のバランスを崩し、入社後たった10カ月で新卒入社した会社を辞めました。
有名私大を卒業して、入社したのは日本人なら誰もが知るような大企業。順風満帆に思える娘の人生に当時、両親は大変満足そうでした。だけど、自分の心の声を無視し続けて、親の期待に応えようと走り続けてきた23年間。そのツケがここにきて私の前に立ちはだかりました。
体調を崩し、前に歩き出す力を失い、何もできずに過ごすこととなった空白の数カ月間。
そんな時間を乗り越え、また社会復帰することができた今、
そのプロセスで感じたことや日々の生活で大切だと思うことを
ひらひらと綴っていこうと思います。
今、当時のわたしと同じように
毎日がつらいと感じている誰かが、もう前を向けないと思っている誰かが、
ここを訪れることで、
少しだけ前を向くきっかけになってくれたら、幸いです。
このこは私の実家の末っ子、その名をしんのすけと申します。
仕事を休職している間は、ほとんどの時間をしんちゃんと一緒に過ごしていました。
しんちゃんの生き方は、「その時できることを、できるぶんだけ」。
眠たければ寝る、遊びたければ遊ぶ、甘えたければ甘える。
自分の気持ちにとても素直で、何をするにも全力で、彼にとっては毎日が新しい一日なんだろうな、と思わせてくれます。
彼がどんなことをしている時も、私は彼を愛おしいな、と思います。今日もいつもと変わらずそこに居てくれてありがとう、と。
私が仕事を休んで過ごした数カ月。自分が社会の何にもなれていないような、無力で、情けなく、どうしようもない人間のように思えて、とてもつらかった日々。
だけどその時、恋人のヒロさんはこういい続けてくれました。
「今はなにもしなくてもいいんだよ。今日もそこにいてくれるだけで、充分だよ。」
大切な人からのその言葉に、少しづつですが、気持ちが変化していきました。
今は、なにもしていない自分も受け入れてあげよう。ゆっくり呼吸をして、ただ時間の流れを感じよう、と。
空が青い。
花がきれい。
太陽のにおい。
社会復帰した今も、疲れたなぁと感じたら、一旦すべてを止めて、「疲れている」と感じている自分の声を聞き入れてあげるようにしました。
誰かの期待のために頑張りすぎない を選べるようになりました。
少しわがままになることにしました。
自分の人生の操縦席には、昨日も今日も、これからも、自分だけが座れるんだから。
「その時できることを、できるぶんだけ」
私は今日も、等身大の自分を、抱きしめたい。
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