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note creator meetup #4(ゲスト:平田はる香さん、ハヤカワ五味さん)

平田はるかさん
長野県で「パンと日用品の店わざわざ」を営む経営者。2018年4月からnote で始めた経営論「山の上のパン屋に人が集まるわけ」が話題に。2018年カラーミー大賞受賞。

ハヤカワ五味さん
株式会社ウツワ代表取締役。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。高校の頃からアクセサリーを販売、胸が小さい人向けのブラジャーブランドfeastを立ち上げ。大学卒業時には年商4000万に。note で「ジェネレーションZのアパレル経営論」連載

平田さんのおはなし。
東日本大震災をきっかけにガスから窯へ。災害時、薪窯まで焼けばガスでなくても稼働すると、まきがまを作った。

実店舗に来てくださる方は購入率100%
パン商品を絞って2種。
倉庫は2400sku。
スタッフは14名。

売上の商品構成。
商品構成のバランスがいい。
お菓子やパンは数は多いが単価は低い

SNSフォロワー数
インスタグラムを起点にすべてのSNSにつなげて発信。twitterは個人名。

右肩上がりの売上推移
2014年 3019万
2017年 1億7100万

左:平田はるかさん 右:ハヤカワ五味さん

ハヤカワ五味さんのおはなし。

従来、胸が小さいことを貧乳と呼びネガティブだった。イメージを変えたい。そこで胸が小さいことをシンデレラバストと呼び、胸が小さいサイズのランジェリーがSNSでバズった。シンデレラバストは商標登録すみ。

ほそみのワンピースブランド
「ダブルチャカ」はだいたい単価は25,000円くらい。タイツ 「フィースト」と売上構成は50%ずつぐらい。
ラフォーレでポップアップ4回、それをきっかけに常設を出店。年商6500万円。

就活の失敗。
大学卒業時、すでに4000万の年商があった。
自分で起業した。

**Q わざわざさんはなぜこんなに伸びたの? **

需要と供給のアンバランスに悩まされた。いつも手元に商品がなく、ずっと機会損失を続けていた。
あるイタリア食器は最小ロット5枚。
必ず仕入れると売り切れた。だんだん積んで100個に。超回転率がいい。
2016年から商品を値上げした。
2014年まで4人だったが今は14人になりまわるように。
借入金ゼロ。無借金経営。

サプスクリプションシステム=在庫を持たないやり方はどこかで取り入れないと資金繰りが苦しくなるかもしれない。
危機感はある。

Q ブランディング はどのようにしてますか?

ハヤカワさん:
なんもしてない。ブランディングって言葉どうなの。
平田さん:ブランドっていうのはブランディングしてできたものでは無い。
使命感を持って何かに取り組んだ人達が、最終的にブランドとなる。
ハヤカワさん:
人に的確に伝えたいという時、どうやって伝えたら傷つかないか、やらないことを統一している。うちっぽくないことはやらない。
ハヤカワさん:
自分の名前でやる時は完全にアイコンで、社会的なインフルエンサー像。かっこいい女性としてブランディングしている。実際とは違う。

Q発信するテーマは ?

平田さん:起点はインスタ。全てに流れる。ツイッターは個人。note は2018年4月から。投稿1発目でバズった。経営、マネジメントをまとめた。おいしいパン、日用品はふわふわしたイメージ。経営にフォーカスを当てたものならnote。

ハヤカワさん:twitterとnote は採用。
入社しようとする人の中にはわたしのことをなんとかしてくれると思ってる人が多い

平田さん:ふわふわした人を切るための採用サイト。パッケージがいいとそういう人を集まりがち。

ハヤカワさん:応募者の中には救済を求めてくる。アパレル経営論を発信すると意外にシビア、と見られた。裏の話、現実的な話は有料にしている。
note 映えする話。中学生でも大人でも拡散されやすい共感される話題。

平田さん:開業準備を虎視眈眈と進めた。開業準備ブログは絶対毎日書いた。

ハヤカワさん:当時はデンデケブログ書いてた。今振り返るとひどい。月4回更新する、と予告、思いのほか負荷がかかる。普段からネタ探しするようになった。

Qいつ書いてるの?

平田さん:会社では書かない。それ以外の四六時中書いてる。ボイスレコーダーで書いてる。新幹線、飛行機。

ハヤカワさん:土日に集中。

Qわざわざさんはなぜそんなに伸びたの?

平田さん:毎日商品を更新。
すべてのsnsで毎日発信。snsではtwitter経由。
ただブックマークが売上に結びついてる。
定番は切り口、見せ方を変える。1商品は100枚撮る。ヘッダー、商品詳細変える。SNS同期してる。パワープッシュを週2回変えてる。再入荷、新入荷は毎週変わる。お客様はウォッチしがいがある。

Qなぜnote を選んだのか。

平田さん:
note の有料ブログを買いまくりリサーチした。SNSで垂れ流してるのがお金になるのか衝撃的だった。あと使いやすかった

ハヤカワさん:
1000円記事はそんなに売れなくてもいい、と思ったら結果50万円売れた。ツイッターは4万人フォロワーいて、つぶやいたら絶対誤解する人が出ていらぬ攻撃を受ける。noteは安易に一部分だけ切り抜いて転載されないので伝えたいことを伝えられる。いさめられる。アンチを切ることができる

平田さん、ハヤカワさん:
スタッフ向けの社員教育に使ってる。

ハヤカワさん
情報整理。

平田さん
note読んでから応募される方は入社前のギャップがない。

ハヤカワさん:
テキストが読めない人は大変。インターン向けの資料をコンテンツ販売。

**Qあたらしいことを始めるとき、不安が出てきたら? **

平田さん:
とにかくネガティブなことを考える。リスク、資金繰りなどすべてつぶす。 結局不安がなくなる。

ハヤカワさん:
とにかく始める。潰れない程度の保証をしつつ。

**Q.採用について **

平田さん
おみせ、倉庫の見学も時々やっている。長いファンも好きでいる。

ハヤカワさん
ディズニーランドのバックグラウンドを知りたくないファンもいる。そこまでひっくるめて知りたいという人がファン。

Q売れ過ぎるとダサくなったりしないか

平田さん、ハヤカワさん:難しい

平田さん
残り1850個と見せてる。減るのが楽しい。お客さんも見える。シュトレンがある1時間で5000個売れる姿がエンターテイメント。
全然売れないのもネタになる。
北欧、暮らしの道具店が競合。在庫見せていない。どこまでカートに入れて在庫を確認した。

ハヤカワさん:
下着はさあ買うぞ、というより買い換えなきゃ、と急に思いつく。
ブランド愛が強い人とそうでない人。
日常使い向けに在庫を切らさないようにしている。カートをチェックする。
カートを特定。
在庫をどれくらい積んでるかリサーチする。

平田さん、ハヤカワさん:アマペイは購入率高い。50%。

**Q 採用活動で会ってみたい人とは? **

平田さん
気の合う人。違和感なく溶け込めるか。挨拶できるか。きちんと話を聞けるか。素直さ。
でも、とか言われると…
スキルよりは人柄。スカイプ面接。微妙なところがつかめない。

ハヤカワさん
会社や他の人にリスペクトできるか。リスペクトしてほしい、と言ってるわけではない。一緒に働いてる人にリスペクトがないと辛いかなと。丁寧さ。とりあえず課題を出す。自分で期限を決めてほしい。いったん1週間以内に期限を決めてくる人はやっぱり仕事できる人。

平田さん
しごと体験をしてもらう。採用者は経営者にすごく良くみられたい、アルバイトと2人になったら態度が変わる。ごはん、後片付けの時などリラックスした時に変わるからよく見てほしい、とスタッフに伝えてる。

ハヤカワさん
ツイッターでネガティブなことを呟いてる人は落とす。

Qお金がなくて事業がしぼみがちだけどどうしたら?

平田さん
ある程度リスクを持って投資しないといけない

ハヤカワさん
レバレッジ。1投資して1しか返ってこなかったら意味ない。1投資して3かえる、同じ効率で倍の成果を出すことを常にかんがえる。

note より
note for shoppingリリースのお知らせ

note から商品ページのボタンがつけられ、
ネットショップへの導線ができる機能。
ショッピングカートとの新たな連携を始めたとのこと。


所感:
憧れの経営者、平田さんとハヤカワさんのお話を聞けて本当に来てよかった。わざわざさんは以前、わざわざの働き方について語られた本を買い感銘を受け、ちょっと行き詰まりそうになった時に読み返したりしています。まだ実店舗には行けていないので、今度長野に行ったら子供を連れて絶対寄ろうと思います。
ハヤカワさんは同じ多摩美出身であることを初めて知りました(全然世代は違いますが)抜きん出たバイタリティとエネルギーに圧倒され強くて美しくてオーラを感じました。これからどんな取り組みをされるのか楽しみです。

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