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ヤプリのプロダクトマネージャーって??? #今日のヤプリ

こんにちは!
ノーコードのアプリ開発プラットフォーム「Yappli」のプロダクトオーナーを務めていますYosuke Furuyaです。

突然ですが、11月29日に開催されたpmconf 2023、とても面白かったですね!

今年のテーマは、「その覚悟が世界を変える」。

どのセッションも様々な形で「覚悟」を示していたのが、とても印象的でした。セッションの中でも話に出ていましたが、プロダクトマネージャーの重要性が語られることが増えてきたと感じています。

市場全体の盛り上がりに比例して、

  • プロダクトマネージャーってどんなキャリアの人がいますか?

  • どのようなことに取り組んでいますか?

という話を、面接や他の企業のプロダクトマネージャーとの話の中で聞かれることが多くなってきました。

多くの方にヤプリのプロダクトマネージャーを知ってもらうためにも、取り組んでいることや苦労話、失敗談、どのようにしてプロダクトマネージャーになったかなど、全ての情報を一つの記事でお伝えすることは難しいので、連載形式でお伝えしようと思います。

連載記事の目的

  1. ヤプリのプロダクトマネージャーを知ってもらう

  2. 取り組んでいる内容や自分自身の経験などをアウトプットできる場とする

  3. この記事をきっかけに他の会社で働いているプロダクトマネージャーとの繋がりを増やす

ヤプリのプロダクトマネージャーの定義は?

この記事を見ていただいている方はプロダクトマネージャーが多いと思いますが、皆さんはプロダクトマネージャーという職種をどのように定義されていますか?

プロダクトマネージャーとは、ユーザーの課題を解決したり、新たな価値創造を実現するプロダクトを成功に導く役割を担い、プロダクトのターゲットや機能を決めてエンジニアやデザイナーとともにプロダクト開発を行うだけでなく、プロダクトによる収益事業への貢献を最大化したり、継続的な成長にも責任を負う「製品責任者」となります。

及川卓也, ソフトウェアファースト, 日経BP社, 2019, 235ページ図4-4

・世界で魅力的な職業はプロダクトマネージャーではないだろうか
・プロダクトマネージャーには2種類の仕事がある
 「プロダクトを育てる」「ステークホルダをまとめ、プロダクトチームを率いる」

及川卓也,曽根原春樹,小城久美子,プロダクトマネージャーのすべて

noteにもプロダクトマネージャーに関するたくさんの有益な情報がたくさんありますが、

  • サービス軸:BtoC、BtoB、SaaS(ホリゾンタル or バーティカル)など

  • キャリア軸:未経験、経験10年以上のシニアクラス、Vice President of Product など

などなど、置かれている環境や立場によって、定義や捉え方、求めている情報が異なるのではないでしょうか。それだけ幅広く、難しく、そして魅力的な職種だと思っています。

ヤプリには、ノーコードのアプリ開発プラットフォーム「Yappli」と、アプリを起点とした顧客管理がノーコードで実現できる「YappliCRM」のプロダクトマネージャーが所属していますが、ヤプリに所属しているプロダクトマネージャーは、「会社・事業が目指す理想のプロダクト・サービスへ近付ける人」という定義が一番しっくりくるなと思っており、各々担当する領域や規模、経験年数は違えど、根底にはこの軸を持っているメンバーが所属しています。

最近、入社3ヶ月目の新しいメンバーが、「私の中でプロダクトマネージャーの仕事とは、周りの人の力を120%発揮してもらうことだと思っています」ということを全社向けに発表していました。
サーバントリーダー型のプロダクトマネージャーであり、「会社・事業が目指す理想のプロダクト・サービスへ近付ける人」という軸を既に体現していることに驚きました。

この「会社・事業が目指す理想のプロダクト・サービスへ近付ける」という言葉は、非常に抽象度が高いのですが、”Yappli Summit”という1年に1回、既存のお客様と未来のお客様に向けた製品発表をする機会があり、”Yappli Summit”をひとつのマイルストーンとして開発を進めていくというスタイルは、ヤプリの特徴の1つかと思っています。

知識の底上げと共通課題を解決する取り組み

ここからは、最近のヤプリのプロダクトマネージャーにおける取り組みについて紹介をします。

私たちは、多くの会社で取り上げられることが多い「組織力の向上」という課題に対して、知識の底上げと共通課題を解決する取り組みが必要でした。

これらの課題を解決、結果的にプロダクトマネージャーの活躍・成長を支援することを目的として、pmconf 2022 のセッションの中で横道 稔さん(LINE株式会社/フェロー)が発表されていた「PMラボ」の取り組みを開始しました。

ちょっとカッコよく書いていますが、TTP(徹底的にパクる)させて頂きました。

ヤプリ版 PMラボ の概要

・トピックを提案した「ラボマスター」を中心に組織内で「ラボを組成」
・トピックは「プロダクトマネージャーに関連するものなんでも」
・事前宿題はなし(参加ハードルを下げる)
・週に1回、1時間実施
・インプットする時間とアウトプットする時間を分ける(1テーマは2回で完結)
・アウトプットは、社内で利用している情報共有ツール”Confluence”に集約

※形骸化しないことが大事なので、上記のやり方はオススメです!

取り組んだテーマをいくつかご紹介

・PM SkillChartHEX
スキルの共有と必要なスキルを再認識することを目的に、PM SkillChartHEX で可視化。
できる / できない の基準は人それぞれ異なるため、 経験の有無でチェックを実施。
お互いのスキルを共有してみると同じ職種でもこれまでのキャリアで経験してきたこと、 同じ社内でもプロジェクトが異なると使用しているスキルが異なることが明らかになり、どのようにスキルを補っていくべきかという会話に発展しました。

PM SkillChart HEX

・11PMコンピテンシー
本家の12PMコンピテンシーをヤプリ用にカスタマイズ(定義が難しいものを少しアレンジ)して、11PMコンピテンシーを作成。人事評価などには使用せずに、四半期または半期毎にプロジェクトの振り返りに利用しています。

11PMコンピテンシー

・プロダクトマネージャーとプロダクトマーケティングマネージャーの違い
インプットパートでは、SmartHRさんの記事を参考に、求められる要素やプロダクトマネージャーとの違いを把握。
アウトプットパートでは、現時点ではヤプリにはプロダクトマーケティングマネージャーという職種はないため、プロダクトマーケティングマネージャーに求められていることを「誰が」「何をやっているか」「現状の組織でできることはあるか」の3軸で棚卸しを実施しました。

PMMに求められている要素を棚卸し

・他社のプロダクトマネージャーに関する外部発信の調査
インプットパートでは、SaaS企業を中心に、発信目的や発信媒体、発信内容を調査。

・発信目的:プロダクトマネージャー採用強化、職種の認知向上、ノウハウの共有・・・
・発信媒体:note、Youtube、Podcast、X(Twitter)、イベント登壇、コミュニティー・・・

各社様々な工夫をしており、多くの記事に触れることができて非常に刺激になる時間でした。

アウトプットパートでは、ヤプリのプロダクトマネージャー組織に関する情報発信がまだまだ少ないな..という気づきになり、今回連載記事を出すキッカケになった取り組みとなりました。

PMラボを始めなければ、ボトムアップで社外発信強化の取り組みを実施することには繋がらなかったと思うので、今後も継続的に実施をしようと考えています。

連載記事をきっかけに・・・

本記事では、「ヤプリのプロダクトマネージャー」と「PMラボの取り組み」について紹介をさせて頂きました。

今後は、プロダクトマネージャーとして取り組んでいることや組織体系、チャレンジングな状況をどう乗り越えたか、どのようにしてプロダクトマネージャーになったか、ママ-プロダクトマネージャーの日常、などなど様々なテーマで記事を書いていく予定です。

今後も継続的に発信をしていきますので、
ハッシュタグ「 #今日のヤプリ 」を付けてシェアをしてもらえると嬉しいです!

それでは、プロダクトマネージャーの皆さんと繋がれる日を楽しみにしています!
ご興味をお持ちいただいた方は、Tech Blog や採用サイトもぜひご覧ください。

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