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【ゼロイチではない育休を】育休中も”少し働く”が、エンジニアの私にとっての最適解だった

現在、Timersでは3名の女性が育児休業を取得中です。前回までは男性育休に特化したインタビューを連載形式でご紹介しましたが、今回は現在育児休業を取得中の女性エンジニアのメンバーにインタビューを実施しました。

エンジニア
須藤 槙
筑波大学情報学群知識情報・図書館学類卒業後、エンジニアとして就職。グロースハックやWebアプリのサーバ/フロントを担当したのち、iOSエンジニアに。その後iOSエンジニアとして数社経験したのち、2019年TimersにAndroidエンジニアとして入社。FammのAndroidアプリ開発やFamm年賀状のiOSアプリ開発などに携わる。

夫婦で育休を取得する事は負担軽減だけでなく、精神面で大きな支えに

ーー育児休業はいつから、どれくらい取得したか教えてください。

産休に入ったのが2021年の4月1日からです。その後4月20日に出産しまして現在に至るという感じです。コロナの影響でリモートワークが続いていたということもあり、出社しなくてもよかったので結構ギリギリまで働きました。2022年の4月に復帰予定なので産休と合わせると約1年程度取得予定です。

ーー今回育休を取得したきっかけを教えてください。

育休自体は自然と取得する流れになっていましたね。今年の秋に認可外に入れて復帰もできたのですが、敢えてそうしなかったのは、やっぱり子供の成長をある程度見守りたいなと思ったという気持ちもありました。

夫の会社も割と育休を取得するのが当たり前という考えの会社なので、夫婦の中でも育休を取得するのが当たり前だよねというのが我が家の暗黙の了解というようになっていましたね。

ーー旦那さんの会社も育休についての理解があるというのは素敵ですね!

実は我が家は私だけでなく夫も半年間育休を取得しました。出産後に夫の母が手伝いに来たのですが、育児に関しては基本2人とも育休を取得しているということもあり、夫と2人で分担して育児や家事を行いました。

ーー夫婦で育休を取得していて良かった点はありますか?

一番は負担が軽減されるのが大きいことですね。例えばおむつ替えが結構うちの子は激しくて低月齢の頃は1日20回くらい替えてたくらいだったんです(笑)そんな時に「またか…」となったとしても隣に夫がいることで「まただね〜!アハハ」と言い合って私自身の気持ちが軽くなる事が多く、いてくれることで精神面でも大きく支えられたなと感じています。

ーー育休中は主にどんな事をしていましたか?

基本夜間の育児に関しては私が担当しています。昼間に関しては具体的に誰が何をやるときっちり決めたわけではなく、気付いた方がやるという感じで生活しています。

おむつ替えも、ミルクもお風呂に入れることも夫婦どちらでも出来る事なのでバランスよく行っています。家事に関しては育休だから何か変化があったわけでなく、産前と変わらず私が料理と買い物をして夫が皿洗いやその他の掃除を行う形で今もやっています。その部分に関してはいつも通りですね。

それ以外だと家の周りに公園が多いので子供を連れて散歩に行ったりしています。コロナ禍という事もあり、支援センターも閉鎖されている事が多かったり、4ヶ月検診も時間をずらして参加するような形になっていたので、中々他の赤ちゃんと触れ合う機会がなかったんですよね。

他の大人と関わる機会もコロナ禍じゃない頃の出産育児に比べると少なかったので、夫が育休を取得してくれたのは本当に大きかったなと思います。

ーー育休中に苦労したことはありますか?

う〜ん。実はそんなになくて…ただ、子供の体重が中々増えなくて困っていた時期はありました。今もゆっくりな体重増加なんですよね。検診で何か指摘されたわけではないのですが、その際にお医者さんに相談するとアドバイスを貰えたりしたので参考にしつつマイペースに過ごしています。

実は産後も特にメンタルの変化もなくここまで来ているんです。私も夫もスルースキルが高いのか、何かあっても何とかなる精神が強いんだと思います。笑

育休中に業務に関わる事が、毎日の息抜きに繋がる

ーー今回インタビューをお願いしたきっかけにもなるのですが、須藤さんは育休中も少し業務を行なっていますよね。実はTimersの女性社員では初の試みということもあるのですが、このような働き方をしようと思ったきっかけはありますか?

産後の翌日から原則8週間は法律で働いてはいけないという決まりがあり、その期間を過ぎてから少しずつ業務を行っています。7月の頭くらいには働き始めてたかと思います。

育休中も働こうと思ったきっかけは、私の職種はエンジニアなのですが腕が鈍るのが怖いというのが第一にありました。コードをかいてないと置いてかれるのではないか…後はエンジニア界隈では1年間でかなり状況が変わっていくということもありキャッチアップしないと通常復帰した際についていけなくなりそうだという思いがありました。

ちょっとこの話だとネガティブに聞こえちゃうかもしれないですが、コードを書いてるのと仕事が好きなので、やってたいという気持ちがあり今となってはその時間が育児の息抜きにもなっていて結果育休中に働き始めて良かったなと感じています。

ちなみに育休中も働きたいと思っていたのは産休取得前に既に考えていて、上司にも軽く相談はしていました。出産後に育児も軌道にのり大丈夫そうだなと確信したので改めて産後1ヶ月半くらい経った時に上司に言いました。

育児休業中の就労は育児を第一にしつつ、働ける範囲で稼働してます。現状は子供が寝たタイミングや一人遊びに夢中になっているときを見計らって、月15時間程度稼働してます。

ーー育休中も働きたいと周りの人に伝えた時の反応はどうでしたか?

夫も育休中にたまにMTGに参加していたり、自己研鑽をしていたので自然と受け入れてくれましたね。上長にあたるCTOに伝えた時も、彼も育児を積極的に行うパパでありエンジニアなので、喜んでくれてましたね。

チームの人達も無理しないようにと体調等の気遣いをしてくれつつ、とても喜んでくれたので私もスムーズに業務を開始しやすかったですね。

ーー少しずつ業務に戻る事で感覚は掴んできましたか?また働き始めて何か変化したことはありますか?

月10時間程度の勤務ではありますが、継続して働いているので今まで通りの感覚も少し掴んできていると思います。ただ、やはり業務に必要なツールに関しても私が産休・育休中にどんどん変化している部分はあるのでそこは今後もキャッチアップしていきたいですね。

やはり育休中に少し業務に携わることは息抜きになって良かったというのは改めて言いたいです。通常勤務していた時からの変化としては今はミーティングに出る機会がほぼないので、コミュニケーションはslackが全てになっているので、出来るだけ文脈がわかるように丁寧にやりとりするよう心がけてます。また、表情が伝わらない分もっとテキストで感謝を伝えた方がいいなとも思ってます。

制度の充実と、同僚が創り上げる雰囲気がTimersの素敵な文化と再認識

ーーTimersの育休に関する制度や福利厚生についてどう思いますか?

制度や福利厚生は充実していますし、ただあるだけの制度ではなく取得しやすい文化もしっかりあるなと思っています。またスタッフの皆さんも妊娠した事を告げると手放しで喜んでくれる雰囲気があるのはTimersの素敵な文化だなと改めて感じました。

ーー育休中に業務に携わる働き方は他の人にお勧めしますか?

業種や職種にもよると思うので一概には言えませんが、この働き方を行う事でメリットのある人はそれなりにいると思っています。育休から戻った後に苦労するというような話も聞いた事があるので、息抜きになるだけでなく、キャッチアップを早めるという点でも私はこの選択をして良かったなと思っています。

ーーありがとうございます!4月に戻ってくるのを楽しみに待っていますね。

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