19の夜に『15の夜』を

誰にも言えない　誰にもわかってもらえないだろう

今大学生だが、大学には行っていない。

学校が大嫌いでしょうがない

大学なんてクソみたいな場所で保護者から金を巻き上げる
バカ野郎しかいないくそったれな場所だ
下らん話をグダグダしゃべり続けるジジイども
別に僕はお前らのつまらん話を聞きにここに来たんじゃねぇ

　なんで、興味もない授業も単位のためとか言って取らなければならないの？
　わけわかんねぇよバカ
くそったれな高校とか中学と全く一緒じゃねぇか

ばかやろう　いつまで我慢しなきゃならないんだよ

いつまで明治時代から代々受け継いだバカみたいなルールに従わなくちゃならないんだ

いつまで工場のライン作業を黙々とするやつを作り上げようとしてんだよ
バカ国家

お前らが無駄なとこに税金を使うから大学が学生から大量の金を巻き上げなくちゃならないんだろうが

　大学なんて
ただのキャリアキャリアとあほの一つ覚えのただの就職予備校
こんなとこに来るために努力してきたなんてばからしい

大学がこんなバカなところだってことを知らずに
高校時代、大学に幻想を抱いてきた自分が悔しい

大学なんてクソったれなところなのに
どこの大学に入ったとか入試方法がどうとか
騒いでる奴らがいるのも腹立たしくてしょうがない

大学　大学と言っていたあの高校教師は何を見ているんだ
いい大学に入れなきゃいい人生なんて送れないって？
うっせぇはげ　黙ってろカス

　いい大学なんて少なくともこんな日本にはねぇよバカ
間違った情報を未来ある若者に刷り込ませた
お前の人生が一番最悪な人生だよ

大学なんて行って高い金払うくらいだったら
ユーキャンかなんかで野菜ソムリエの資格を取ったほうがまだマシ

一番腹立つのは自分自身。

こんなくそったれな場所から逃げて
自分のやりたいことを全力でやればいいのに

こんなに文句を社会に他人にぶつけといて
結局何もやってない自分に一番腹が立つ

結局、自分なんて、バカな世界にいる一番のバカ野郎でしかない

くそったれな場所にいる一番のバカクズ野郎

早く早く今の状況から逃げ出そうと何とか努力しろよ
他人に文句垂れてる奴が一番自分に自信がない奴だってなんかの本で見たぞ

お前が変わればいいんだよ

お前が変わればこんな世界もきれいに見えるはずだろうがよ
お前の文句は全部お前の悪いとこを他人にぶつけてるだけなんだぞ
お前が悪いからなんだぞ

バカな自分をぶん殴ってやれよ　
お前がくそったれな大学とか高校とか中学で我慢してきた分のエネルギーをすべて開放してやれよ

さっさと動け　

お前は何を今までの人生で感じてきた？
お前の憧れのヒーローはどう命を使った？
お前のヒーローはどうやって死んだ？

今お前は何をしてんだ？

お前は生きてるだろ？　生きてるなら動けよ
持てるエネルギーをその日に使い果たせよ
カッコつけて温存してんじゃねえよ

　言いたかったことを吐き出せた

ずっとずっとこれを自分の中に閉じ込めてきた。
夏休みに高校時代の友人に会ったとき、この話をして思いを共有したいと思ったけどやめた
　高校の時も、自分を殺して我慢してそいつらとかかわってきた。
いきなり社会への不満と、自分への怒りをぶちまけても拾ってくれない

大学の相談室に行った時も、この話は言わなかった。
大人にはどうせわかんないだろうし。
しかも、くそったれな大学の一員には理解できるわけがない

親にも言えない　
今まで育ててくれた世界で一番の自分の理解者である二人であっても言えない

19の夜に『15の夜』を

　初めて尾崎豊の『15の夜』を聞いたとき
そんなことあるわけねぇだろいつまで中二病拗らせてんだ。と思っていた　
勝手にガラスを割り　タバコを吸い　バイクを盗む
　そんなバカなこと言うおかしな歌だと思ってきた

　でも今、19の夜に『15の夜』を聞いている
涙が止まらない　なぜか無性に悔しくてしょうがない
憧れる世界と今の自分とのギャップに焦りを感じる

すぐに動き出さなきゃいけない
このまま何もせず文句ばっかり言ってるまま時間を過ごしたくない

十年後の29の夜に『15の夜』は聞きたくない