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Tiglon Partners 社員インタビュー マネージングディレクター 福富 宗



東芝、日本オラクル、監査法人トーマツでPM、業務/IT/ERPのコンサルティングに従事。その後、銀行系SIerでセールスを経験し、NTT東日本でIT購買に従事。その経験を活かし、候補者と企業の双方の観点からさまざまな業界に貢献したいとの想いから人材業界に転身。転職支援事例、人材業界へ転身した背景にある想い、今後のビジョンについてお話します。


※一部、当社入社希望の方向けの内容が含まれます。


タイグロンパートナーズでの仕事

― 現在の担当領域について教えてください。

コンサルティングファーム、シンクタンク、SIerといった業界における、DX・インダストリー・ERP・セキュリティコンサルタント、アプリケーション・インフラ・AIエンジニア、PM・PMO、IT企画などのポジションへの転職支援を行っています。特に、未経験からのコンサルティングファームへの転職サポートは多数実績があります。

― 人材業界に進んだきっかけは何だったのでしょうか。

長年、IT業界にお世話になったので、別の形で恩返しをしたいと思ったことがきっかけです。私は東芝で会計系パッケージのSEとして社会人キャリアをスタートして、その後は日本オラクル、監査法人トーマツでPM、業務/IT/ERPのコンサルティングに従事しました。そしてセールス職を経験するべく銀行系SIerに移り、事業会社側のNTT東日本でIT購買にも従事しました。

これらの開発から営業、購買といったさまざまな部門での経験を活かし、人財の最適配置を通じて、候補者と企業の双方の観点から多くの業界や広く社会に貢献したいとの想いから、人材業界に転じました。転身後は大手転職エージェントのコンサルタントとして、前述の通りコンサルティングファーム、シンクタンク、SIerといった業界への転職支援を行ってきました。

― 転職支援を行う上で、心がけているポイントはありますか。

「5年後、10年後にどうなっていたいですか?」との問いを投げかけて、将来のキャリアプランを一緒に考えさせていただくように心がけています。そして、理想的なキャリアプランを実現するために今回の転職先やポジションはどこがベストなのか、見極めて行きましょうと。その上で、仕事の内容や年収、ワークライフバランス、企業ブランドなど、ご本人がどの点を重視されるのか、優先順位を確認させていただいた上で、マッチする転職候補先をご提案するようにしています。

― 未経験からコンサルティングファームへの転職の場合、特有の難しさがあるのではないでしょうか。

ご本人が希望される場合は問題ないのですが、そもそもご本人の選択肢にコンサルティングファームがないケースも少なくありません。その場合はまずコンサルティングファームの業務内容や、その方のキャリアデザインにおいてコンサルティングファームを経験する価値などを丁寧にご説明した上で、ご希望があればチャレンジを促します。特定の業種のみでも豊富な経験値や高いスキルをお持ちの方であれば、コンサルティングファーム側からの採用ニーズは少なくありません。

― 転職候補先がある程度固まると、次のステップとしてはどのような支援をするのでしょうか。

複数の内定を獲得、総合的に一番良い転職先を選択いただけるよう、転職希望先からの内定獲得はもちろん、年収アップにも貢献できるよう、ご自身では気づかれていないアピールポイントを見つけるようにしています。特に面接対策には自信があります。

― どのように面接対策の支援を行うのでしょうか。

面接の精度を高めるため、週末にお1人あたり2~3時間かけて、一緒にシナリオを作成していきます。在職中の転職候補者は平日にまとまったお時間が取れないことがほとんどですので、私はもう何年も土日の予定がびっしり埋まり、のんびりした記憶がありません(笑)。

その場では、まず結論から、続いて理由を述べるといった話し方から、ロジカルに矛盾なく、漏れなく質問に答えられるよう、ご本人の中にある想いを言語化していきます。面接において必ず聞かれる項目がありますので、それをお伝えし、まずはご本人に記入してみていただくのですが、回答内容の精度は人によってかなり差があります。ほとんど手を入れる必要がない方もごく稀にいらっしゃいますが、うまくまとまらない、時間がなくて回答できなかったという方が多いですね。

― どういった内容を固めていくのでしょうか。

「転職理由」や「志望動機」はもちろん、「現職ではなぜ自身がやりたいことが実現できないと考えるのか」、「なぜ希望する企業やポジションなら実現できると考えるのか」、そして、「これまでの経験がどう活かせるのか」といった内容から、「入社後どのように成長したいか」などについて、ロジックを整理していきます。さらに、「複数内定が出た場合に、どういう点を比較した上で、何を重要視して決定するのか」や、「これまでのキャリアを選択したそれぞれの理由」、「自身が考える自分の強み・弱み」、「過去経験した中で一番つらかった案件、その乗り越え方」など、多岐に渡ります。

― 確かに、あらためて問われると、対策なしでロジカルな回答を行うのが難しい内容ばかりですね。

そうですね。なんとなくは考えておられるでしょうが、これらは聞かれる順番が決まっている訳ではないので、順番が前後しても矛盾なく回答できるようにするためには、よく考えてロジックを整理しておく必要があります。また、面接ではネガティブなことを言うのは避けるべきなので、たとえば「弱み」については、「過去に乗り越えた経験」を交えて話し、克服したプロセスを示すとか、逆に「辛かった経験」の中で「解決のために粘り強く折衝を重ねた」といったエピソードを交えて、自身の強みをアピールするという方法もあるので、私が壁打ち役になって何度もリハーサルをします。ですから、これまでご支援した方については、私が代わりに面接を受けてもすらすら答えられる位です(笑)。

― 特に印象に残っている支援事例について教えてください。

すべての案件が印象的ですが、強いて挙げれば書類は15社通過したのに、面接が10社連続でNGとなり、NGの理由が「自信がなさげに見える」との共通した指摘を受けた方がいました。海外でMBAを取得した優秀な方で、面接対策もバッチリだったのですが、ご本人の表情や態度でそう見えてしまう。自信をつけてもらう、というのはもはや転職コンサルの範疇を超えた課題にも感じましたが、私は個人的に心理学に興味がありましたので、コーチングの要領でその方の内面と向き合い、その後は無事に連続して内定をいただくことができ、ほっとした記憶があります。

タイグロンパートナーズで働く魅力

― 当社に入社した理由は?

これまでの経験を活かして活躍できそう、という期待があったのはもちろんですが、リモートワークなど柔軟な就業環境にも惹かれました。リモートワークが禁止という企業もまだまだ多い中、私は自宅の方がパフォーマンスが発揮できるタイプでして、出社のための移動時間が必要ないリモートワークで本業に注力でき、転職を希望される方々に向き合えるのは、とてもありがたいです。

― 実際に入社して、良かったと感じる点はどんなところでしょうか。

若い方も多く、非常に風通しがよい組織だという点です。社長をはじめ本当に親切なメンバーばかりですし、何か相談すると柔軟に受け入れてくれるのは嬉しいです。

これからのチャレンジと当社への入社を希望される方へのメッセージ

― これから会社として伸ばしていきたいと考える点はありますか。

チーム全員で協力しながらビジネスを拡大させていきたいです。やもすれば個人商店の集まりになりがちな職種ですが、当社には若いリサーチャーもいますし、何より様々な業界に特化したコンサルタントが大勢います。それぞれの知見や情報を持ち寄ることで、さらに大きな価値が生み出せると考えています。

― これからの自身のビジョンと、当社への入社を希望される方へのメッセージをお願いします。

より多くの方が、最も転職したい企業に転職できるよう、今後も支援する力を向上させていきたいと考えています。当社にはあらゆる業界のスペシャリストが在籍しています。幅広い業界での知見を高めたい方や、特定業界での腕をさらに磨きたい方にはもってこいの環境だと思います。さらに、自身の幅を広げるためのチャレンジも可能ですし、個人のキャリアプランや働き方も尊重してもらえます。若いメンバーも多く、学びのサポートも充実していますので、安心してチャレンジしていただければと存じます。

インタビュー実施:2024年7月


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