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#物語
短編-そうだったねと呟いて(四六時中辛五里霧中)-
第一回
カムイ与謝五朗が手にしたのは筑前煮しかよそうことのできないお茶碗だった。
ミドリ館二郎の頭にかぶさったのはイチジクで出来たヘアバンドだった
マドロミ喜三太の心には上記の2人が住んでいる。
昔、みんな倒れた戦があって、その時に死骸の山に埋もれて天を睨んでいたのが喜三太だった。
その頃から10年以上が経ち、なんとか死骸の山から抜け出た彼は
西に聳え立つ福祉山を超えて一欠片砂漠の砂の中に潜
第一回
カムイ与謝五朗が手にしたのは筑前煮しかよそうことのできないお茶碗だった。
ミドリ館二郎の頭にかぶさったのはイチジクで出来たヘアバンドだった
マドロミ喜三太の心には上記の2人が住んでいる。
昔、みんな倒れた戦があって、その時に死骸の山に埋もれて天を睨んでいたのが喜三太だった。
その頃から10年以上が経ち、なんとか死骸の山から抜け出た彼は
西に聳え立つ福祉山を超えて一欠片砂漠の砂の中に潜