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【2021年〜】世界の新スタジアム建設案

現在、アメリカ、日本と共に新スタジアムの構想が多く上がっています。
2021年シーズン開幕前時点で、実際に決まっている世界中の新スタジアムを一挙ご紹介します。

【オークランド・ボールパーク(仮称)】

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開場予定:2023年
所在地:アメリカ合衆国・カリフォルニア州オークランド
使用球団:オークランド・アスレチックス(MLB)

収容人数は34,000人ほどのメジャーでは最小規模の球場となります。
イメージとしては、公園内にある野球場と言う街中に溶け込んだスタジアムと言うコンセプトで、スタジアムを囲う様にルーフデッキが備え付けられ並木道が立ち並ぶ緑豊かな新スタジアムとなります。
ただ、一つの大きな問題点としては、近郊から少し離れているためにスタジアムまでの交通手段が少ないことだ。
市は、新スタジアムまでゴンドラ(ロープーウェイ)を計画しているとのことだが、どこまで効率良く人を運べるかは不透明で課題を感じる。

現本拠地のオークランド・コロシアムは、MLBワーストと言われる不人気球場で老朽化も酷く稼働率や年間観客動員数も低迷し続けている。
同じくオークランド・コロシアムを本拠地(併用)にしていたNFLのレイダースもラスベガスの素晴らしいスタジアムへ移転し、オークランドとしてもアスレチックスは是が非でもとどめたいところ。
MLB最悪な球場から最高の球場へ変貌遂げること間違いなしだ。
素晴らしいチーム、ファンの独特な応援文化などを持つだけに新スタジアムでの躍進を期待したい。


【北海道ボールパーク(エスコンフィールド北海道)】

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開場予定:2023年
所在地:日本・北海道北広島市
使用球団:北海道日本ハムファイターズ(NPB)

収容人数は35,000人ほどで北海道のシンボルとなる空間の創造をコンセプトに、食とスポーツを融合し、北海道らしい素材を用いた建築デザインにすることで、北海道のシンボルにふさわしい施設となります。
日本では初となる開閉式屋根を持つ天然芝のドーム球場となる。
その屋根は積雪地帯ならではの切妻造(三角屋根)を採用し、壁面には大きなガラスを使用、自然と調和する開放感を実現しました。
その他にダグアウトの隣に座席を設けるなど、今までにない観戦体験ができるよう想定しています。温浴施設やレストランなど座席以外でも観戦できる構想もあり、これまでとは違った視点で野球を楽しむことができます。
また、球場周辺には公園やキャンプ施設など、北海道の大自然を満喫できる空間を整備し、商業施設や宿泊施設など、さまざまな施設を整備することで、試合がない日でも訪れたくなるボールパークを目指します。


【レイズ・ボールパーク(仮称)】

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開場予定:2028年?
所在地:アメリカ合衆国・フロリダ州セントピーターズバーグ
使用球団:タンパベイ・レイズ(MLB)

収容人数は約32,000人ほど?
正直にこのスタジアムの計画案に関しては、不透明な部分が多くまだ定かではないが、レイズが現本拠地として置いているトロピカーナ・フィールドは、2027年までリースされている。
そのトロピカーナ・フィールドも初めに紹介したオークランド・コロシアムに次ぐMLBで2番目に人気が低いワーストの球場。
本拠地に置くフロリダ州タンパベイは気候の件もありやむ負えない部分もあるが、アメリカでは好まれないドーム球場で暗く言い方は良くないが特に特徴もない。
構想案としては、開閉式屋根のドーム球場でガラス窓などを採用し自然光を多く取り入れる計画。
ただ、その反面、2027年にモントリオール(カナダ)に移転する案も...


【神宮ボールパーク(仮称)】

※イメージ図なし

開場予定:2031年?
所在地:日本・東京都新宿区
使用球団:東京ヤクルトスワローズ(NPB)

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明治神宮外苑地区の再開発で、神宮球場と秩父宮ラグビー場を入れ替えて建設することですでに基本協定を結ばれている。
当初は2027年開場予定だったが、東京オリンピックなどの影響もあり2031年に4年延期が発表されている。
まだ、完成予想図どころかイメージ予想図も発表されてはいないが、周囲との一体感を重視したボールパーク型を目指していることが明らかとなっている。
イメージとしては、MLBのサンディエゴ・パドレスが本拠地とするペトコ・パークをモチーフにしているとのことで、視察を終えているとか。
ペトコ・パークも大都市近郊ど真ん中に建つスタジアムで景観も似ていることから、正しく現在神宮球場が建つ東京近郊にうってつけだ。


まとめ

私がスタジアム関連の記事を記載する際、毎度毎度お決まりのフレーズとなっているが、「球場は、聖堂のように、その街の象徴になり、その都市の特徴や、チームの歴史を生かしつつ、他にはない独自のデザインが求められる。」とアメリカのポピュラス社と言うMLB全30球団中23球場の設計に携わっているスポーツ施設専門の設計事務所が唱えている。
近年のアメリカの野球場は、ただ単に野球を見に来るだけの場所ではなく一つのエンターテインメントとして楽しめるボールパーク化が求められる。
日本も今回の北海道ボールパークや神宮ボールパーク、また楽天のKoboスタジアムなどのボールパーク化の概念が浸透し始めてきている。
アメリカと日本の球団の規模や財政規模も違うことからスケールは違えどその概念がもっと浸透し、より多くの野球ファンを楽しませてくれる空間を今後作って行ってもらいたい。


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虎愛太(@tigerzett0529)

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