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タイモブらしい探究学習ってなんだろう

――――探究学習

タイモブが実践機会を提供する教育機関として、常に問い続けているテーマです。

探究学習とは何か、それを問い続けることそのものが探究学習なのかもしれません。
と思いながら、現時点のタイモブ的探究学習について書いてみようと思います。

そもそも、「探究学習」ってなんだ?

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2020年に入り、これまで以上に学校機関とご一緒することが増えたタイモブ。教育業界では少し前から話題になっているのが、この「探究学習」です。
なにせ、日本の高等教育の新科目として、2019年度から公教育に取り入れられたもの。
現場でも、まだまだ試行錯誤が続いているようです。

わかるようでつかめない、この探究学習とは何ぞや?

この問いは、タイモブCOOの寛大さんが、こんな記事を共有したことから始まりました。

(この記事、わかりやすいのでぜひ読んでみてください)


この問いについて、週に一回行っているタイモブの全社ミーティングで考えてみました。

自ら考えること
自ら行動すること
自ら問いを立てること
よりよく生きるために仮説検証を回すこと
自らの知的欲求がもとになっていること
テーマに対して持論がもてること
与えられたものではなく、学習者が主体になって学ぶこと

などなど様々な意見が出てきます。

インターネットでは転がっていない自分なりの意見(持論)を作り上げ、生き方の軸を持つこと。そのために学習者がオーナーシップをもって実践に取り組むことでしょうか。

タイモブの事業は、探究学習だ

探究学習とはなんぞや、という問いについてもまだまだ深く話して行けそうですが、そもそもなぜタイモブが「探究学習」について語るのでしょう?なぜ「探究学習」が、タイモブが問い続けるテーマなのでしょう?


なぜなら、
私たちは、タイモブの事業そのものが、探究学習だと思うからです。

海外インターン・オンラインインターンを通して、実際のビジネスに挑戦していくこと。
オンラインのツールを駆使して、自分のテーマを見つけ、世界とつながって、実践していくこと。

これって探究学習じゃないですか?

タイモブでは、Learning by Doingを合言葉に、実践を通しての学びの機会を提供しています。自らのアイデアや情熱を、社会実装する機会の提供です。

学習者が主体。自らの行動なくして学びはないのです。

世界の出来事が複雑に絡まりあい、不確実性の高い世界では、こうしたアプローチが大切になると思いませんか?

では、タイモブらしい探究学習は何だろう?

では、私たちタイモブらしい探究学習ってなんだろう?

これについては、まだまだ生煮えの状態ですが、ぜひみなさんの意見も聞きたく、シェアしようとおもいます。

■実社会との接続があること
机上の空論ではなくて、実際にフィールドに出たり、実際のプレイヤーと一緒に活動したり、リアルにこだわること。世界のことも、二次情報ではなく、一次情報をとってくる。
■生きるための持論をもつこと
探究学習で得られるものは、その場限りで終わってしまうような成果発表ではなく、一生涯にかけて自分の糧になる世界・社会の見方や持論である。
■年齢、所属不問
小学生だって、中学生だって、世界を変え得る。そしてまた、挑戦するのに遅すぎることもない。
■一人でやるより、多様な仲間と
自分と異なる他者を知ることで、自分自身についてより深く知ることができる。異なる他者とともに学ぶことに意義がある。
人の数だけ、異なる視点がある。仲間から学ぶこともたくさんある。
■全国・世界規模で同志につながる
同じクラスや学校だと、興味関心を共有できる人がいないかもしれない。それでも、コミュニティを広げれば、ビジョンを共有できる仲間に出会える。
■インプットよりアウトプット
座学や情報収集は最低限にすませ、実践してみる。「やってみなはれ」精神。
■原体験が生まれる
実践をすると、自分が当事者になる。当事者になって取り組んだことは、新たな挑戦の原体験になり得る。


まだまだ出てくるし、これからもまた進化していくと思いますが、
・国境を越え実社会での実践、アウトプットをすること
・十人十色の視点を共有し学びあい、それぞれの持論を持つこと
・原体験を生み出すこと
と集約できるでしょうか。


オンラインでも「体験すること」が内発的動機に

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ずーっと机に向かっているよりも、まず一歩踏み出すこと。体験が伴うと、次のアクションへの内発的動機につながります。

だからこそ、タイモブでは、Learning by Doing、まずDoingをすることから学ぶ。アウトプットしてみることで、次に進む、そんな学びのスタイルを提供しています。

タイガーモブは、もともと海外インターンシップを提供していました。
海外に行くこと。実地で何かを経験することは、大きな原体験になりえます。

では、オンラインでは?

海外に、異文化の中、自分がマイノリティになる環境に身を置くことに比べると、ガツンと衝撃を受けるような体験にはならないかもしれません。

しかし、日常の中に非日常がすっと入っていく感じで、異なる文化や価値観と接する「変化」を生み出すことこそが、その後に影響を与える原体験になりえます。

自分のコミュニティを拡張し、新しい分野へ挑戦することで、生き方の幅が広がる体験を言えるのかもしれません。

実際に、オンラインインターンでの経験から、志望校が定まったり、転職を決意できたり、できることが増えたり、オンラインプログラム(研修)を通して、うまくいかなかった悔しさや、やり切った自信を原動力に、次の挑戦に取り組んでいる人がいます。

タイモブは、そんな人生のターニングポイントとなる原体験を生み出す実践機会の提供と、その探究のサポートに、これからも全力で取り組みます!

私たち自身も、実践者であり、探究をするチームであり続けましょう!


(タイモブの探究学習の探究はつづく)
Written by タイモブ伴

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