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情報の出し入れが下手な件

突然ですが、皆さんは情報を仕入れたり、また自身から情報を発信したりという行動を日々行っていますか?

情報の受発信といっても、堅苦しいことではなく、芸能人のSNSチェックや、同僚に会議の場で見聞きしたことを話すレベルのものまで様々です。

かくいう私はというと、編集という仕事に曲がりなりにも就いていながら、とっても苦手なアクションです…。
このnoteでは、情報の出し入れを考えるに至った契機から、情報の出し入れの重要性を体感した出来事、そして確立(?)したフローについてぼんやりまとめました。

同じように、情報の出入に課題を持っている方や、何かアドバイスを持っている方に読んでいただけると幸いです。

きっかけとなった上司の一言

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まず、情報のインプットとアウトプットが必要である、と感じさせられたのは、上司からの一言がきっかけでした。
当時私は、これまでとは水の違うジャンルを扱う環境に転職したてでした。
自分なりに業界知識をつけようと情報を収集していた「つもり」ではありましたが、ある時、上司との面談中に、次のように言われたのです。

「情報のインプットとアウトプットが見えない」

これを言われた時は、

えー、超やってるんですけどー

って若干イラっとさえしたのを覚えています笑(←面倒な部下

しかし、人に言われて悪く心に残る言葉って、意外と後の人生の自分を作る重要なメッセージだったりするんですよね。
この上司からの一言も、それまで真剣に向き合うことのなかった情報の出し入れについて考えるきっかけとなりました。

そして、考えれば考えるほど、どのような仕事に就ていても、仕事以外でも情報の出し入れがとてつもなく重要であることを実感しました。
次からは、情報のインプットとアウトプットで実際に行ってみたことをご紹介します。

とりあえずやってみたアクション

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まずは専門的な(?)意見を持っていそうな人を信頼しがちな自分。
書籍から、アウトプットについて入りました。

それが、以前noteにも書かせていただいた「アウトプット大全」です。

インプットに関しては、日頃業務に関係する#(ハッシュタグ)をフォロー、日本だけでなく海外のもフォローするようにしました。
数は日本7:海外3くらいです。

また、インプットは以下のようなものを元にしていました。

・朝日新聞
・インスタグラム
・facebook
・Twitter
・PRtimes
・グノシー
・スマニュー
・dマガジンで気になる雑誌をザッピング
・テレビ
・アルジャジーラ
・F1層好みの記事サイトチェック(MERY、cakesなど・・
・note


そして、アウトプットに関しては、定例ミーティングでナレッジ共有の時間を1分でも設けてもらったり、社内で閲覧できる情報共有システムへの投稿を行いました。
また、全社員に向けてプレゼンの機会を設けてもらったこともあります。

つらつらと書いてきて、何だか”やってる感”を感じていただけるかもしれませんね。

ところがどすこい。

いろいろやっているのに、何故か仕事に直結してるな〜〜!と体現できたな〜!感がほとんどなかったのです。

仕事であれやこれやと「の、ようなもの」はやってみてたものの、有益な感じがしなかったのですが、上司が自分に向けて情報のインプット&アウトプットせい!と言ってくれた背景を体感できること出来事があったのです。

上司の真意が体感できた出来事

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そもそも上司の一言で始めた、情報の出入作業。
言われてから、アクションをしている(つもりだった)時は、上司に自分がどう見えたから、その言葉を言われたのか想像していませんでした。

しかし、上司の言葉から約2年後、その真意をまざまざと体感したのです。

それは、

育児


でした。


人生で初めての育児
壊れそうなフニャフニャの赤ちゃんを前に、30代と40代半ば夫婦は毎日がきりきり舞いでした。
が、やはり母はお腹の中にいる時からの付き合い(?)&育休を取っているので、毎日赤ちゃんと接する頻度が夫よりも断然高く、濃密です。

夫は育児に積極的で、何でもやってくれるのですが、40代半ばの常識やペースは、赤ちゃんの早すぎるラーニングカーブに追いついていないことが多々ありました。

・新生児期にしか使わないような肌着を着せていたり、

・ミルクの量を永遠に増やしていなかったり、

・泣く=ミルクだと思っていたり、

育児への熱い想いとはうらはらに、母である自分に注意されてしまうことが増えていきました。
注意が重なると、こう思ったのです。

ねえ、情報のインプットとアウトプットしてる?

まさに、上司の一言でした…!
育児に関して、生後1ヶ月はこうで、生後2ヶ月になったらこう、ミルクの量はこう変化していき、泣いちゃった時考えられる原因は…

子どもが産まれてからというもの、自分の検索履歴はオールアバウト赤ちゃんになっていました。
初めてばかりの育児、不安で自信がなく、何が正解なのか、同じ月齢の赤ちゃんは今、先輩ママパパのソリューションは…など、毎日誰にも頼まれてもいないのに、情報を仕入れまくり、それを我が子&夫にアウトプットしまくっていたのです。

なんということでしょう。(劇的ビフォーアフター)

あんなにも上司に言われてイラっとしていた自分が、全く同じ言葉を発しているではありませんか。
そして、行動にも起こせているではありませんか。

これが何故起きたのか、ぼんやり解明したいと思います。


仕事でできていなかったけど、相手に思ったのでサマライズしてみる

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仕事でほぼ成果を出せなかった、情報のインプットとアウトプット。
でも、育児では誰に頼まれることもなく、ありとあらゆる情報を仕入れて、情報が必要であるターゲットの子、そして夫へ提供することができました。

どうして仕事ではうまくいかず、育児ではできたのでしょうか。
原因を考えてみたところ、以下のことが思い当たりました。

1:子の命と将来がかかっている
2:(人に)任せられない
3:(夫に)共有したい
4:(夫に)戦力となって欲しい

そして、同じ親という立場の夫に対し、なぜ自分ごと化して育児を捉え、自ら仕入れた情報を元に動いたり判断せず、人にばかり頼っているのかと苛立ちすら感じてしまいました。
これは、仕事に置き換えて、上司が自分に言ってくれた真意をはかると、

・自分の仕事に責任感がない
・仕事に対し主体性が見られない
・会社の中でもロールを認識し、果たしていない
・ユーザーの事を考えて行動していない

上記にプラスして、育児の場合、自分一人での情報収集と判断で良いのかという不安もあり、同じ親メンバーである夫にも、今後の決定に参画してほしいという希望が湧く背景に繋がっていると思っています。

最後に、今後情報の出し入れをどうしたら良いのかについてまとめます。

出し入れ前のリストアップをする

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仕事でインプットとアウトプットが活かせなかったのは、自分が仕事に対し積極性・主体性を欠いていたからだと思います。
そして、エンドユーザーにどのような状態になってほしいとイメージし、自分はそれに対し何ができ、トライ(アンドエラー)を重ねていませんでした。

育児において、自分と夫という二人の親組織でなすべきこと(育児)を前に、情報の出し入れの重要性を体感することができました。

では、今後仕事でどう活かしていくかについて以下のことを実践していこうと思います。

・課題のリストアップ
・必要な情報を収集
・課題に対するソリューションをマッチング
・トライ(アンドエラー)

まず、これまではやみくもに情報収集を行っていたのを改めます。
育児では、こんなことにぶつかったという起点があり、解決策を模索しました。

仕事の情報収集は、携わっている業界に関連する情報を網羅的に得ようとするがあまり、あまりに広範で浅く、業界像は知っているという状態に過ぎなかったのです。
これからは、狭くても小さくても、ユーザーが抱えている起点をつかむことを先に行い、そこから情報を集めていきます。

そして、集めた情報のいずれかが課題を解くものになるのか組み合わせてみて、後はトライあるのみ。

もっと細かいマーケティングや効果検証も必要ですが、そこは一旦窓辺に置かせてください…

情報のインプットとアウトプットについては、仕事や子育てだけでなく、一生必要なことです。
人生や時代の流れで、そのフローややり方は変わっていくと思います。

そしたらその都度、情報の出し入れもアップデートして循環の良い脳で課題に向き合っていきたいなと思う今日この頃です。


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