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映画:ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない


制作年:

2009年

制作国:

日本

キャスト:

マ男(大根田真男)/小池徹平
中西さん(中西亜矢子)/マイコ
リーダー(阿部道大)/品川祐

あらすじ:

主人公のマ男こと大根田真男は長年引きこもりをしていたが、母親の事故死をきっかけにあるIT企業に就職する。が、その会社はまさにブラック企業きわまりなかった…!

能力もないのにいばりちらし、無理な納期の受注をしてくるリーダー。その太鼓持ちをするガンダムオタク、仕事は淡々とこなすが、気弱な大原。社長の愛人疑惑の経理のおばはん…etc 唯一まともと言えるのが、藤田という先輩社員だけという職場環境。加えて、入社日から徹夜は当たり前の就労環境だった。

マ男は初めての就職ということもあり、なんとか会社でやっていこうと無理を押して仕事に励む。その成果を買われ、就職から2週間でプロジェクトリーダーに抜擢される。職場に新たに派遣社員として中西という女性も入社。より仕事に励もうとしていたが、早稲田卒という元エリートが、会社ののっとりを画策しつつ入社してくる。

やってもやっても終わらない仕事量に、助けを求められない職場の人間関係…そんな踏んだり蹴ったりのマ男を唯一の家族である父が病に倒れるという事態まで襲う。

仕事に家族に訪れる悲しみ・・とマ男の精神状態と身体は限界に達していた。果たして、マ男は会社を辞めるのか、またニートへと戻るのか、父や、同僚とはどうなるのか。ブラック企業の極限状態で何が起こるかが見もの!

レコメンド(MAX5つ星):★★

感想:

まだ世の中にブラック企業やその対策、ホワイト企業といった概念が普及していない時代のお話。今やITでもベンチャーでも就労環境やハラスメントなどには注意が払われているが、少し前までは決してそうではなかった。

賃金も安い、単純作業、長時間労働、オタクといったイメージがつきまとった時代、人も環境も救いようのない会社が今よりいっぱいあったことと思います。

共感する部分もありつつ、映画としてストーリーはなんとなくわかりきっている感があることと、ニートだった人間が、ブラック企業に就職して成長や変化を遂げる成長ものとして、ズドンとくるものがなかった印象です😅

演技もみんな今ひとつで、2時間ドラマはおろか1時間ドラマ感が否めないのも、もしお金払って見ていたら残念な気がします。

自分に役立ちそうなこと:

・会社には思いは違えど、少なからず何がしかの価値観を一にしている人が集っている。想いの方向性を共通で持てれば環境を変えられるかもしれない。

・仕事の目標が何であるのかは人それぞれ。自分は今何のために働いているのか向き合うことも必要。

・いろんな働き方と考えはあれど、誰と働くか、誰のために働くか・・人ってやっぱり完全度外視できない。

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