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映画:365日のシンプルライフ

制作年:

2013年

制作国:

フィンランド

キャスト:

ペトリ・ルーッカイネン

あらすじ:

監督兼主演兼脚本のペトリのドキュメンタリー映画。ヘルシンキに住むペトリは彼女にふられたことをきっかけに、部屋中にあったものを一旦すべて倉庫にしまいこんだ。

自身に課したルールとして、1日1つ倉庫から物を持ってこられるということ。この生活を1年間続けること、そして1年間物を買わないことだった。

寒さに震える同地で、素っ裸からスタート。まずは最低限の生活ができるまでの物を、何を持って帰ってくるかを悩みに悩んで選んでいった。かつて物であふれていた生活とは異なり、不便な生活に当初はこたえる。本人だけでなく周りも電話やメールができないことで不便さに困る。

究極のシンプルライフから、彼が何を選んでいき、1年で何を得たのか。

レコメンド(MAX5つ星):★★★

感想:

ドキュメンタリーということがすでに面白い作品です。こういう突拍子もないことって企画抜きにしても、日本人より西洋人がお箱なイメージがあります。この映画のペトリも、一見普通感あるのに、突然始める何もない、いや、なさすぎる生活を淡々と映し出していて、超シュールでした。

でも、作品内で物を選んでいく過程を見ていくうちに、自分自身の物への考え方や購買について考えさせられました。し、映画の途中でペトリが女性と出会って彼女を大切にして、距離を縮めていく過程(またうまくいかないんじゃないか、こういう人…ってちょっと思ってしまう)で、物が果たす役割もナチュラルに重要な演出だった。

内容は面白かった!けど、そこまで人に心から勧めたい!というほどではありませんでした。おそらく彼の素の変さが目立ってしまって、見ている側に何かを考えて欲しいとかいうメッセージが皆無だったからかと思います。

自分に役立ちそうなこと:

・周りに存在する物で自分は幸せを感じているか

・買う時も必要なものを、幸せにつながるものを選ぼう

・物に囲まれていることじゃない幸せを考えてみよう

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