第一回インタビュー企画「たいあっぷって実際どうなの?」(来 根来さん&ハレのちハレタさん)1/2
今回から始まった新企画「たいあっぷって実際どうなの?」
実際にたいあっぷで作品を制作している人にインタビューを行う企画となります。
「たいあっぷってどうなの?」という疑問や、誰かと作品を作る上で大事なことについても触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。
紹介
第一回インタビューでは、キャラクターコンテスト2021入賞 & 声優朗読化決定作品の「雪と猫のエトランジェ」を制作したクリエイターお二方をお招きしました!
作家 / |来 根来《きたり ねごろ》さん
→以下「来」表記
Twitter:https://twitter.com/kitari_negoro
イラストレーター / ハレのちハレタ さん
→以下「ハレ」表記
Twitter:https://twitter.com/r_gray11
インタビュアー/二井 駿
→以下「二井」表記
たいあっぷ を知ったタイミング
二井:
まず、来さんからぜひお聞きかせください。
来:
分かりました。
二井:
それではまず「たいあっぷ」についてですね。
これを知ったタイミングっていつ頃になります?
来:
私は二井さんがたいあっぷを始める前にやっていたツイキャスに参加していた人間なので。
だから最初の最初、オープニングコンテストの頃ですね。
二井:
そういえばそんな時代もありましたねー
来:
はい(笑)
二井:
では、ハレのちさんがたいあっぷを知ったタイミングを、ぜひ教えてください。
ハレ:
オープニングコンテストの終わりの方だったと思います。
去年の9月ぐらい、結果が出る直前ぐらいに知りました。
だから、私、オープニングコンテストには出てないんですよ。
――で、えっと。 知ったきっかけは、あの「PBW」ってわかりますか?
二井:
PBW……何かの略ですか?
ハレ:
「play by web」っていう、TRPGのウェブ版みたいな。
ハレ:
今回イラストレーターで参加している「ヤぴ」さんとか、「森永みる」さんも。
キャラコンに参加してた人たちの中にも、そのPBWのイラストレーターさん達がいっぱい居たんです。
そのPBW内で「たいあっぷって報酬体系どうなってるの? というツイートを見たんです。
それで「たいあっぷ?」って思って調べて調べたんです。
それがきっかけですね。
たいあっぷ に参加した理由
二井:
マッチング×投稿サイトという新しい切り口で始まった「たいあっぷ」なわけですが、参加するに至った理由について教えてください。
来:
正直出てきた時点でも、よく分かんなかったですね。
たいあっぷってサービス自体が他の小説投稿サイトと比べると新しい点がいっぱいあるじゃないですか。
だから、これが発展して行くと、どういう姿になるのかなっていうところが全然頭の中で、想像できなくて。
でも、この「どうやってなっていくのかなあ」っていうのは不安ではなくてワクワク感みたいなものなんです。
それを感じて参加しました。
二井:
何か先が見えないドキドキとワクワクみたいな。
来:
そうですね。
二井:
なるほど、ありがとうございます。
ではハレのちさんに移りたいんですが……
聞くところによると、ライトノベルが相当好きという……?
ハレ:
はい、大好きです!
二井:
おおー、それはぜひ凄い語り明かしたい気もしますが、ここでは我慢して話を戻して……。
では、たいあっぷに参加した理由としてはやっぱり大好きなラノベの表紙が書けることが大きかったということですかね?
ハレ:
そうです。そこに繋げたくて。
ライトノベルに参画することができるっていう所が魅力的でした。
丁度、会社が休みの期間にも入ってたので、もうここは描きまくるしかないと思って。
マッチングしたきっかけ
二井:
たいあっぷはマッチングをしてはじめて作品制作が可能になる仕組みのサービスなわけですが。
申請をしたのはどちらになるんですか?
来:
はい、私の方から声かけさせていただいたきました。
今回、ハレタさんが何枚もたくさん絵を投稿されていて、その中の一つに、凄く、こう想像力をふくらませられる作品があって。
で、それが今の「雪と猫のエトランジェ」の表紙の絵だったんです。
本当はキャラコン参加するかどうか、凄い悩んでたんですけども。
その絵を見た時に凄いこうインスピレーションが湧いて
「あ、こういうの書きたいな」ってなったので。
申請をさせて頂いたっていう感じですね。
二井:
これぞまさに「たいあっぷ」といったマッチングですね
ハレ:
……改めて経緯を振り返ると、すっごく恥ずかしいですね
二井:
それもたいあっぷの醍醐味ですから(笑)
マッチングするまでの苦労
二井:
ここからは、ハレのちさんにぜひお聞きしたいんですが。
たいあっぷ申請を受けてみてどうでした?
ハレ:
それはもう…はい。
すっごくうれしかったです。
やっぱり、自分の作品が認められているって思えるので…
二井:
ちなみに何人ぐらいからたいあっぷ申請をいただいたんでしょう?
ハレ:
えっと、雪猫の表紙自体に来たのは、合計で4名ぐらい、かな。
初めてのたいあっぷじゃなかったので。
だから、焦っちゃいけないっていうのはわかってたんです。
……でも、やっぱりたいあっぷって結構、博打的な要素が強いんですよね。
イラストレーターからすると、どんなものが上がってくるかが分からないし、それがもし自分に合わない小説だった場合、それでも続編を描かなきゃいけなくなるっていう。
なのでまず、たいあっぷ申請してくださった方の小説を全部読んだんです。
二井:
全部!?
それは……なんというか、重労働ですね……。
ハレ:
最初のマッチング開始よりも前に申請してきてくださった方も居て。
承認するの2週間以上ずっと待ってもらってたりとかしたんです。
他にも絵がいっぱい上がってくるじゃないですか。
それを見て、より引き留めちゃ不味いなあと思って
「他にもマッチング申請してくださいね」ってことは言いました。
(申請された方の作品)5つ全部読んだんですが、私今までweb小説に触れたことがなくて……
ラノベは書籍で、最近は電子書籍でも「買って読むもの」って思って読んでたので。
無料で読めるweb小説を書いている人がこんなにたくさんいるって知らなかったんです。
二井:
確かに……。
web小説って、知らない人は全く知らない世界かも知れないですね。
ハレ:
ええ。読み方もわかんないのに何百話、何千話みたいな話が上がってて。
小説をどこまでなら私は選べるんだろうって思って。
で、ちょっと(WEB小説に)詳しい友達にも相談したところ、アドバイスを一つもらったんです。
「結局その新しくお話を作ってもらうんだから、既存のお話の内容では無くて文体を見ろ」
「最初の冒頭、何千字が面白くなければ、その小説はもう捨てていい」
そんな風に(笑)
二井:
まあ、妥当なアドバイスかもしれません。
馬鹿正直に全部見ていたら時間足りませんし、それは正しい判断かもしれないですね。
他には何かアドバイスを?
ハレ:
後はその人のTwitterだったりとか見ました。
自分と合うかどうかっていうのをまず第一に考えて選んだ方が良いっていうことで。
二井:
ふむ、Twitter……ですか。
ハレ:
はい。来さんとのたいあっぷを決めた要因もTwitterでした。
来さんって、アイコンがペンギンじゃないですか?
二井:
はい、ペンギンちゃんですね。
ハレ:
で、このペンギン。なんかこれ見たことあるぞ? って思って。
私の友達が来さんと「ペンギン失格が面白かったです」みたいなやり取りをしていたのを見てたんですね。
で、その友達もアイコンがペンギンなんです!
で、
え、何この人たち、ペンギン同士で会話してると思って(笑)
二井:
はははっ(笑)
確かに、Twitter上でペンギン同士が会話する図はなかなかにシュールですね(笑)
来:
そんなこともありましたね(笑)
ハレ:
それで、来さんのことは見ていたので、人となりはいい人だっていうのはわかってたんです。
で、もう「あ、この人だ」と思って、オッケーってしました。
もちろん作品も読んでたんですけど、全部読む前にオッケーってしちゃいました。
二井:
なるほど。
そういう意味では、Twitterっていうのは相当大事かもしれないですね。
来:
いや、本当そうです。
ハレ:
ね、やっぱり。
二井:
人となりみたいなのを見る。
ネットなので、やっぱ顔がない状態でその人が怖いとか、まぁ多分判断難しいと思うんですよ、やっぱり。
ハレ:
うん。
二井:
その上でやっぱり判断できたのは、ネット上の交流だったと……
なるほど。 なるほど。ありがとうございます!
>> 続く
次回予告
次回は引き続きお二人に、実際に作品を作っていく上で発生した問題や楽しかった思い出、苦労したことや今後注意したいこと などを聞いていきます!
更新をぜひお楽しみに!